マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


ハリガネサービス 第7巻

評価:3.5

竜泉学園の選手たちの変則的な個性の理由が明らかになる。
雨竜監督の怪しさ爆発なのだが、徐々に豊瀬も本来の姿に戻り、マッチポイントを迎える。
しかしここで朧が本性を現す(というかそれまで影が薄すぎるんですけど)。
レシーブに絶対の自信を持つ金田ですら心を折られかけるのだが……。
絵は相変わらずちょっと受け付けないのだが、キャラクターの背景は意外と深かったりする。
徐々に、この漫画をどう受け入れればいいのかがわかってきたような気がする。

ハリガネサービス 第6巻

評価:3.0

インターハイ予選開始。豊瀬の初戦は、ブラジルからの留学生レオナルド・シルバを擁する私立冬樹高校。
初戦を軽く捻った豊瀬は、昨年破れた亜細亜第一の試合に注目。相手は竜泉学園。
この試合で元中学東京選抜の控えMB朧幽哉が鮮烈なデビューを果たす。
そして二回戦。竜泉学園は朧以外の選手たちも異色なのだった。

ハリガネサービス 第5巻

評価:2.5

Kindle版で大人買いしたものの、絵がイマイチ好みでないのと、ストーリー展開にも不満があったので手をつけていなかった。
積み本を少し片づけたくなったので、山を崩しにかかろうと思い、再開してみた。
監督から突然ハンドボール部に行けと言われる下平。
監督は、選手に足りない部分をそれぞれ自分で考えて補わせるよう仕向けていた。
豊瀬のチームメイトの個性を掴ませながら成長のサマを見せようとしているのだが……。
なんというか全体的に絵がチグハグに感じてしまう。動きがダイナミックじゃないというか、ポージングしたマネキンに動作線をつけてるような感じに見えてしまう。
まぁしかし、もっと後になると盛り上がってくるので、とりあえず最初のうちは我慢我慢。

ヴィンランド・サガ 第22巻

評価:4.0

バルト海戦役編完結。
トルケルの怪物っぷりにはもはや驚かないが、トルフィンもやはり桁違い。
そしてヨーム戦士団を待ち受ける結末。
グズリーズの胸の内を知ったシグルドはどうするのか。
刊行ペースが遅いのだが、内容は充実していて楽しみな作品。

銀河英雄伝説 第14巻

評価:4.5

同盟クーデター編完結。
そして残ったのはトリューニヒト。絵に描いたような世渡りがうまい悪徳政治家。もはや芸術的なくらいで憎いという感情すら起きない。あっぱれ。

銀河英雄伝説 第13巻

評価:5.0

ああキルヒアイスよ君を泣く。君死にたまふことなかれ。
あのシーンは小説、アニメ、マンガで幾度となく描かれてきたが、それでも心がかき乱される。
後半の同盟クーデターも衝撃的ではあるのだが、銀英伝は衝撃的でない展開の方が少ないのだなぁと改めて思う。
名作の名作たる所以。これを乗り越えずしてこの後は語れまい。

銀河英雄伝説 第12巻

評価:5.0

リッテンハイム公が斃れ、ラインハルト陣営が一気に攻勢に出る。
メルカッツ提督に自由な手腕を奮わせないブラウンシュバイク公陣営は自滅していく。
そしてついにヴェスターラントに核を落とす暴挙に出る。
これを阻止することに失敗したラインハルトを責めるキルヒアイス
この物語最大の後悔がここに生まれる。