マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


第78期将棋名人戦第3局 イラストまとめ

第78期将棋名人戦第3局のイラストをまとめておきます。

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対局1日目の朝。豊島将之名人竜王の懐中時計クルクルのルーティーンは、一度描いておきたかったものです。所作が美しいんですよ。
渡辺明三冠の前傾姿勢での駒並べも同様。対局のときとはまた違う角度なんですよね。

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ぶらり千駄ヶ谷。いつも屋内ばかりだと変化に乏しいので、外に出たシリーズはやっていきたいと思っています。が、今期は東京将棋会館の対局がまだありそうなんですよね。
変化をつけるためにどうすればいいか思案中。

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38年ぶりの将棋会館での名人戦ということで、特別対局室をテーマにした絵が描きたかったんですよね。そこで描いたのがこれ。1日目の昼食休憩明け、先に入室して豊島名人を待つ渡辺三冠です。豊島名人は不在なんですが、そこには存在感がある……という「不在の在」を描きたかったんですね。

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登場人物紹介編。名人戦の舞台裏も描きたいというのが、イラストを公開することにしたきっかけなので、できるだけたくさんの人を描こうと思っています。一応、みなさんの許可を取ってます。

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ここから2日目です。
この絵については既にメイキングで詳しく語ったので、割愛。

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登場人物紹介編、パート2。立会人の塚田泰明九段から「(登場人物編に)俺がいない」と悲しそうに言われたので、慌てて描きました(うそです)。塚田九段が常に持ち歩いているセカンドバッグも描きたかったんですが、このとき持ってなかったんですよね。

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両対局者が揃った絵が少なかったので、描いたもの。たまに豊島名人が相手をちらっと見上げるシーンがあるので描きたかったのと、両者の扇子の使い方が対称的だったので。

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対局室の入り口に仁王立ちしていた毎日新聞のMさんがあまりにも印象的だったのでつい。裏で進行している本因坊戦との掛け持ちをしているので、対局者並にハードスケジュールで転戦してます。

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感想戦の様子。豊島名人は、よく相手のじっと見ながら話すんですよね。その目がきらきらしているので、印象に残りました。
あ、そうそう。渡辺三冠のマスクの紐、描き忘れました(笑)。そこが気になり始めると、口に湿布か何かを貼ってるように見えてしまうんだけど……ま、いいか。

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番外編。将棋世界のO記者は、前回も本編に登場させられなかったので、こちらに再登場。
囲碁将棋チャンネルのFさんは、設営が大変なところでは前々日入りすることもあるくらい、最も早く現地入りする人です。
将棋連盟のSさんは名人戦実行委員会の紅一点。いつもお世話になっております。

いつの間にか関係者にも私が絵を描いていることが知られつつあるようです。今回衝撃だったのは、渡辺三冠が既に知っていたことです。ご本人から直接聞いたわけではないのですが、別ルートから聞きました(汗)。

いやはや、恐縮です。

第78期将棋名人戦 第3局 イラスト・メイキング

将棋名人戦第3局は、終盤の激しい王手の連続を躱して、先手の豊島将之名人が勝ちました。

これで豊島名人の2勝1敗。第4局はコロナ後の過密スケジュールの関係もあり、約1ヶ月後になります。一週間おきに名人戦を戦い、その合間にお互い他のタイトル戦に臨むという過酷な状況の中、これだけの息詰まる終盤戦を繰り広げるのは気力・体力を大きく削ったことでしょう。

さて今回も、たくさんイラストを描かせていただきました。よく、めちゃくちゃ似てるとか、肩のラインがそっくりとか仰っていただけるんですが、それは写真を下敷きにして描いているからです。みなさんとても持ち上げてくださるんですが、最近のお絵描きアプリでは写真や線画、色などを別レイヤーで管理できて、半透明化することも容易なので、実はそれほど難しいことではないんです。

現在、コロナ禍の新しい生活様式で、前夜祭や大盤解説会がなくなってしまい、せっかくの名人戦の舞台をファンの皆さんに現場で楽しんでいただくことができなくなっています。私自身、運営サイドの役割として、こういうイベントがなくなると、対局中はやることがそこまで多くありません。現場に行くまでの準備が仕事なので、現場に行った時にはもう仕事としてはほぼ完了しているんですね。あとは滞りなく万事が進むようにちょいちょい調整しながら見守っていくことになります。

そこで、現場の空気感をファンの皆さんに伝えるためにどうすればいいか考えたのが、今回やっているイラストです。現場の空気感を伝え、一般の方が入ることのできない検討室の様子や、表に出ないけれど裏で名人戦を支えている方々を紹介していければ、という思いがありました。

写真をそのままアップするのではなく、その人の人柄やエピソード、空気感などが伝えられるといいなぁと思っています。

大切なのは、絵としての完成度より、スピード感。名人戦は二日間なので、その合間に一枚の絵をこねくり回しているのでは意味がない。ということで、自分で撮影した写真を元にして、ラフにペンを入れ、着色するなりマンガチックに加工するなりしてアップします。

最初は細々と個人TwitterFacebookでアップしていこうと思っていたのですが、第1局でAbemaTVの中継で紹介していただき、朝日新聞デジタルでも採用してもらうようになってしまいました。個人的にはこんな落書き程度のものが多くの人の目に触れてしまうのは申し訳ないなという気持ちが大きいのですが、気に入ってくださる方々もいらっしゃるので、続けていきたいと思います。

今回は、実はそれほど難しくないイラストのメイキングを通して、みなさんにもお絵描きの楽しさを味わってもらおうと思います。描いていると思うのですが、好きなものを描くというのは、精神的にも非常に楽しい作業ですし、意外と簡単に見た目が綺麗なものを作り出せる満足感(ええ、自己満足万歳!)は計り知れません。

ただ、私もやっちゃってたんですが、写真や中継映像にも著作権はありますので、その辺りはご留意ください。雑誌の写真を元にイラスト描いてTwitterにアップしたら権利元から訴えられた、なんてことになっても当方は責任を負いかねます(汗)。中継映像のスクショをアップするのと同程度の配慮は必要かと思います。


前置きが長くなってしまいました。それではメイキングです。

今回のテーマはこのイラストです。

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38年ぶりの将棋会館での名人戦ということで、ぜひ描きたかった特別対局室をテーマとしたイラストです。これは二日目の朝のシーンからですが、前提として、この前日のこのイラストがあります。

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これは、1日目の昼食休憩明けのシーン。先に対局室に入った渡辺明三冠を背後から撮った写真を元に作成したものです。余計なものは全て削ぎ落としています。豊島名人は描いていないのですが、「不在の在」を描きたかったんですね。豊島名人がいるからこそ成立するこの状況なので、描いてないけどそこには強烈に豊島名人の存在感があるんじゃないか……と思って描きました。

まぁ、描いた人の思いというのは実は余計なことで、出来上がった作品から何を感じるのかというのは実は見る人の自由なんですよね。

でも、描いてから、やっぱり豊島名人も同じアングルで描きたいなぁと思ってしまうんですね。いや、多分この気持ちはわかっていただけることと思いたいです。

そこに訪れたのが二日目の朝。先に豊島名人が入室されたので、迷わずあの位置に移動して動画を撮影しました。

いつ渡辺三冠が入室されるかわからない状況なので、写真だけだと決定的なチャンスを逃しそうだと思い、咄嗟の判断をしました。

案の定、渡辺三冠はそれから数十秒後に入室されたので、何とか材料をゲットできたことになります。

そして、動画から切り出したのがこの写真です。

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イラストと見比べていただけるとわかると思いますが、お茶出しをする記録係や盤側などが映り込んでいます。イラストのいいところは、描き手が自由に描きたいものだけ描けるという点です。

今回のイラストは前出の渡辺三冠のイラストと対になるものにしたいと考えていたので、余計なものは省きます。また、「動」ではなく、「静」を描きたいんですね。

特別対局室で相手を待つ静かな時間、という雰囲気を出したい。

ということで、豊島名人が対局に向けて環境を整える所作(これはこれで美しくて、別作で懐中時計クルクルを描きました)は簡素化しました。

写真を下敷きにして、ペン入れをしたのがこれです。

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注力ポイントは豊島名人の顔周辺です。見た人がどこに注目するかをあらかじめ決めておくと、構図が決まりやすいです。この絵の場合は、豊島名人(顔中心)と後ろの掛け軸、そして右上あたりに「特別対局室」らしき何かを配置することで、三角形を作ることをイメージしています。

構図は三角形が基本で、三点を意識して描くとそれっぽく見えたりします(飽くまで個人的なイメージです)。

後の留意点としては、豊島名人の顔周辺をしっかり描き、他の部分は荒くしています。

また、前作を意識しているので、渡辺三冠の不在を描くために、手前の脇息と座布団は太い線で描いています。手前を太く、奥を細く描くと、自然な遠近感ができます。手前との距離がある場合は、手前の絵にぼかしを入れることで、フォーカスが合ってないような印象を与えることもできます。

しかし、この手前に色を入れると前出の三点ポイントが崩れてしまうので、着色はしないと決めました。

続いて、色を入れていきます。

今回は水彩っぽいぼやけたイメージにしたいので、重なる部分が多そうなところは別レイヤーに分けていきます。水彩ブラシは、同じレイヤーで塗ると混ざってしまうので、私は別レイヤーで塗っていきます。

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まずビューポイントの顔周辺から色を入れます。髪は黒。水彩ブラシの場合は重ね塗りしても濃くなるだけなので、荒い消しゴムでスッスッと筋を入れます。そうすると光が当たってる感じになります。

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続いて顔と手。

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盤と駒台。

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着物。着物の光の当たる部分に消しゴムを入れます。このあたりは感覚です。写真に忠実に光を当てるのではなく、光点がバラバラにならなければいいやくらいの適当さでいいと思います。このイラストでは、頭の光が当たってる部分と大きくズレてなければそれでOK、というくらいの感じです。

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座布団。着物と座布団は色味が似てるんですが、やはり隣り合って混ざってしまうので別レイヤーにします。

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そして背景。着色忘れなどもどこかのレイヤーで吸収します。あんまり厳密なレイヤー管理はしてません。最初にも述べた通り、スピード命ですので。

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最後に、残りの右上部分。これはこのフロアー入り口にある対局室掲示板のものですね。

ここに陰影をつけることで、立体感やリアル感が増します。

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これで完成です。影をつける時も、先ほどの光点をイメージします。このイラストの場合、右上から光が当たっているイメージなので、影は左下に付けるとしっくりきます。元写真と違っても構いません。なんせ絵ですから(笑)。

渡辺三冠の絵が左上からだったので、時間の流れを光点の移動で表現している……なんていうのならいいんですが、たまたまです(笑)。

これは、二日目の対局開始時の朝日新聞デジタルに掲載したいので、制作時間は約40分です。9時に対局開始で、10時には打ち合わせで将棋会館を出なくてはならないのがわかっていたので、速攻で仕上げました。


とまぁ、こんな感じです。このメイキングを書く方が時間がかかってるくらいです(汗)。

最近は描く将(描く将棋ファン)、描く碁(描く囲碁ファン)の方が増えてきて嬉しい限りです。私もCLIP STUDIOを使い始めて一ヶ月と少しなので、まだまだ使いこなせるには程遠いレベルの駆け出しですが、それでもこういう絵を1時間かけずに描けてしまいます。ほんと、お絵描きツールはすごいです。

個人的にはもっともっといろんな方が楽しく絵を描いてもらえたらなぁと思っています。絵って一瞬で入ってくるので、伝わるんですよね。

絵の技術やツールの習熟は、描けば描くほど上がります。好きなものがあれば、とりあえずスクショやキャプチャーを撮ってみて、描いてみることから始めてみるのがいいと思います。

私自身は、まだまだ写真のトレースじゃないとすぐにデッサンが狂ってしまうので、日々試行錯誤しながら描いてます。まずはトレースしてみてキャラクターの特徴を掴み、自分の絵を見ながら描いてみて、そこで形が取れるようになってきたら写真を見ながら描いていく。それを続けることで、いつかはリアルに見ているものを脳裏に焼き付けて絵にする……なんてこともできるんじゃないかなぁと思っています。

描いていると思うんですが、写真よりも目の解像度って圧倒的に高いんですよね。自在にいろんなところにフォーカスして細かく見ることができる。リアルを見ながらデッサンをした方が、写真をトレースするよりももっと鮮明に印象深い絵が描けるはずだと、個人的には考えています。

私も木村一基王位世代(私の方が一つ上)なのですが、この年になっても新しいことが身についていく楽しさを感じて日々を過ごしています。

ということで、みなさんもぜひ挑戦してみてください。CLIP STUDIOよりもProcreateの方が入りやすいかもしれません。私もまずはProcreateから入りました。

みなさんの絵を、楽しみにしています。

第78期将棋名人戦 第2局 終盤はもつれにもつれ

第78期将棋名人戦第2局は、6月18日、19日に山形県天童市・天童ホテルで行われました。

digital.asahi.com

結果は、終盤もつれにもつれた末、後手の豊島将之名人竜王が勝ち、1勝1敗となりました。豊島名人は中一日で静岡県河津町の今井荘で明日叡王戦第1局に向かいました。

第1局に引き続き、今回も運営担当ながらイラストもたくさん描きました。

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立会人の田中寅彦九段。天童は将棋の駒の産地で知られるところなので、今回の対局に向けては5つの駒が用意されていました。

17日の対局室検分で、両対局者が対局に用いる駒をその中から選ぶのですが、田中九段は事前に予想をしていたんですね。それがみごとに当たったときの様子です。

対局の様子は以下の通り。

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天童到着から対局開始頃。

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副立会の千田翔太七段、横山康明七段ら。

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天童ホテルの新型コロナ対策など。

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対局2日目の夕方頃の様子。

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終局後のインタビューに答える対局者。この絵は、インタビュー終了後から隣の封じ手の間で、10分くらいでささっと描いたものです。速描きですが、それだけに臨場感はあったかもしれません。

このほか、余談としては過去の名人戦プレイバック。

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さらに、映像報道部(写真部)の仕事など。

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振り返ってみると結構描きましたね(笑)。

ほんとはもうひとつ、終盤のもつれにもつれた頃のシーンも描きたかったんですが、それはまた別の機会に。

番外編として。

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天童ホテルに今年1月にオープンした「と横町」で、「こち達」さんにお邪魔したときのイラスト。こちらはTwitterにアップしていたところ、「と横町」のオフィシャルインスタグラムに掲載していただきました。

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こちらは、道の駅天童温泉の様子。6月にオープンしたばかりの「もり~な天童」と直売所です。

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さらにおまけ。こちらは今回のイラストには採用できませんでしたが、きっと第3局で出番が回ってくるであろう記者やスタッフです。

合計12枚ですか。意外と描きましたね(笑)。

これらのイラストは個人Twitterにアップしたほか、朝日新聞デジタルのタイムライン、AbemaTVの中継にも使っていただきました。素人の落書きが多くの人の目に触れることになって申し訳ないですが、今後ともぼちぼち続けていきたいと思います。

ただ、本業は飽くまでも名人戦の運営なので、運営のお仕事で忙しいときはアップ間隔が空いてしまうかと思います。

ご容赦ください。

さらにおまけ。

冒頭にも書いた通り、新型コロナの影響で、春からの対局が順延になったため、タイトル戦や挑戦者決定戦の日程が非常に密になっている状態です。特に、タイトルホルダーの豊島将之名人竜王渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、そして藤井聡太七段は、スケジュールを聞いただけで目が回りそうです。

そんな想いを込めて。

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つい描いてしまいました。出来心です。すみません。

豊島名人竜王、渡辺三冠、藤井七段は何度か描いてきたのでなんとなく「どう描けばそれっぽく見えるのか」というコツみたいなものがわかってきたんですが、永瀬二冠は初めて描いたので、イマイチしっくりきてません。何度も描かないと掴むのは難しいですね(描きやすい人もいますが)。

キン肉マン』でこの山のことを知って以降、4人の強い人がいるとこういう図が頭に浮かんできてしまうんですよね。

でも最近の人は『NARUTO』の方がわかりやすいでしょうか。

ああ、木村一基王位のことも忘れていません。木村王位についてはまた、王位戦が始まる頃に描きたいと思います(笑)。

『Steins;Gate 0』プレイ日記07 バッドエンド回避

プレイ日記7回目です。

shallvino.hatenablog.com
↑前回

永劫回帰のパンドラ』

真帆とラジ館にいるところから再開。
この後、ダルの隠れ家に行き、真帆にもタイムマシンやタイムリープなども含めてこれまでの経緯を説明する。
途中、Amadeus紅莉栖からの着信に出ないことで、バッドエンド『私秘鏡裏のスティグマ』を回避。
そしてこのタイミングで何者かによって襲撃される。
複数の組織に襲撃され、ついには牧瀬紅莉栖の残したノートPCとハードディスクを破壊されてしまう。
桐生萌郁の所属するラウンダー、ロシアに関係するらしい軍隊など、タイムマシン技術を巡る争いが本格的に岡部たちを巻き込んでいく。
厨二病の妄想が現実になったかのような展開だが、そこがSteins;Gateらしいところか。

引き続き、展開が気になるところではあるが、今日の所はこのあたりで。

STEINS;GATE 0 - PS4

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第78期将棋名人戦 第1局 挑戦者の渡辺明三冠が初戦を制す

第78期将棋名人戦第1局が6月10日、11日に行われました。

ほんとは4月に開幕予定だったのですが、新型コロナウィルスの影響を受けて延期していました。

三重県鳥羽市の戸田家さんは開業から190周年ということで、当初は5月の連休明けの第3局に予定されていたのですが、順延して第1局としてスライド開催となりました。代わりにこの日に開催予定だった甲府市常磐ホテルさんには申し訳なかったのですが、来年以降またよろしくお願いします。

最近ハマっているイラストを描いていたところ、AbemaTVの中継で、某スタッフのイラストとして紹介してもらいました。

それがこちら。

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第78期将棋名人戦 第1局ラフ

いくつかの写真を元にしてスケッチしたものですが、朝日新聞デジタルにもスタッフ作画として載せてもらいました(汗)。

いやぁ、自分の描いた落書きがいろんなところに紹介されるのは面はゆいものですね。

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第78期将棋名人戦 渡辺明三冠黒マスク

こちらはTwitterで載せた渡辺明三冠の「秘密兵器」黒マスク。ジョギングなどで使えるバフと呼ばれるマスクのようなもので、対局中の息苦しさを緩和するために導入したとのことです。

この渡辺三冠のマスクには観る将の間で話題騒然となりました。着物にも合ってますし、忍者か僧兵のようですよね。迫力があります。

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第78期将棋名人戦 第1局 福﨑文吾九段

こちらは立会人の福﨑(ふくさき)文吾九段。気さくでとても楽しい方なので、封じ手開封前に写真を撮らせていただき、それを絵にしました。こちらも朝日新聞デジタルにも掲載されました。

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第78期将棋名人戦 第1局 福﨑文吾九段(元写真)

主線をラフにペン入れして、あとはProcreateの機能を使ってチャチャっと描いたものです。お昼休憩の合間に描いたので所要時間は20~30分程度でしょうか。

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第78期将棋名人戦 第1局 検討室ラフ

こちらは検討室の様子。写真だけでは伝わりにくい雰囲気を表現するのに、イラストはいいかもしれませんね。セリフを付けたりマンガ的な表現がぴったりです。こちらも朝日新聞デジタルにも掲載。

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第78期将棋名人戦 第1局 AbemaTVインタビュー

こちらは対局終了後のAbemaTVインタビューの様子。インタビュワーは、元奨励会三段の田嶋尉さん。田嶋さんのナイスな質問です。田嶋さんは記録係をやってた頃からのお付き合いです。

この絵はCLIP STUDIOの吹き出しやテキスト入れの練習として描きました。色は厚塗りでやってみたんですが、イマイチ思ったようにいかないです。もっともっと練習していきたいものです。

対局の結果は、後手番の挑戦者の渡辺明三冠が勝ち、初戦を制しました。終盤は難解でしたが、豊島将之名人によれば、1日目から少し形勢はよくないと感じていたようです。

第2局は来週18日、17日に山形県天童市の天童ホテルで行われます。こちらでも時間を見つけてイラストを描いていきたいと思います。

麒麟がくる、棋聖戦藤井聡太初挑戦

もはやイラストを描くのが日常になってきました。

今回はProcreateを使って描いています。

こちらは『麒麟がくる』の第21回より。桶狭間の戦いで、今川義元の最期のシーン。

今井翼のこの真戦国無双ばりのジャンピング槍が全部持っていった感じでした。

続いてはこちら。

昨日の将棋・棋聖戦に初挑戦している藤井聡太七段と、渡辺明三冠です。

渡辺さんの表情が豊かで、どのシーンを描こうか選ぶのが楽しいです。藤井さんの方は、どのシーンを選んでも同じような雰囲気になっちゃいそうです(汗)。

『Steins;Gate 0』プレイ日記06 ソ連が崩壊していない世界線

プレイ日記6回目です。

shallvino.hatenablog.com

『相対福音のプロトコル

レスキネン教授と真帆も加わり、クリスマスパーティーが始まるが、ここにきて今回のルート初のリーディング・シュタイナーが発動する。

『未来永劫のパンドラ』

最初にプレイした『私秘鏡裏のスティグマ』(バッドエンド)でも経験した第三次世界大戦が現代に勃発する世界線へと行くことになる。
岡部は自衛隊に保護され、沖縄の防衛局に移送される。
この途中で由季とフブキと合流。自衛隊の下山から、プーシンについて聞かたフブキが大統領だと答えてしまい、彼女が白昼夢を見ることを見抜かれてしまう。
白昼夢を見る人たちは、共通して「ソ連が崩壊した夢」を見るのだという。
ロシアがタイムマシン実験を開始し、これによってソ連が崩壊しなかった世界線に移動していたのだ。
下山の誘導尋問により、ベルリンの壁ペレストロイカについて聞かれた岡部は不用意に教科書で読んだと答えてしまい、やはり白昼夢を見ることが見抜かれる。
この世界線では、ダルと鈴羽は行方不明らしい。岡部とともに何かしらの研究をしていたということで追われているが、何を研究していたのかについては掴まれていない。
岡部はまゆりたちと合流するものの、ひとりだけアメリカ軍に引き渡される。そこでスマホを渡され、Amadeus紅莉栖と再会したところで再びリーディング・シュタイナーが発動し、ラボに戻ってくるのだった。

どうやら岡部は元の世界線に戻って来れたらしい。何がきっかけなのかはわからないが、ソ連の崩壊が訪れ、一見すると平和に見える2011年1月末になっていた。
鈴羽の乗ってきたタイムマシンの燃料電池は、残り1、2回のジャンプ分しか持たない上に、そのまま放置してもいずれ半年で電池が切れるという。
残りはやはり半年なのだった。
この世界線でもやはりフブキは白昼夢を見ていたことが確認される。それは11月頃から話題になっていた新型脳炎の症状として知られているものだったのだが……。
一方、真帆は紅莉栖の死と、ロシアに亡命した中鉢博士のタイムマシンの研究に何らかの関係があったのではないかと疑い始める。

この辺りまでは『私秘鏡裏のスティグマ』で一通り体験したので、ところどころ覚えているのだが、既に時間が経ちすぎていて、どのエピソードがどのルートのどの世界線なのかがわからなくなっている。
まあ、ひとつのルートに複数の世界線が存在するのがこのシリーズなので、最初からややこしいのはわかっているのだが……。

ここまで進んできてはいるものの、例のDメールの効果はイマイチよくわからない。岡部自身もまったく反応していなかったし、ひょっとすると『無限遠点のアルタイル』を一度クリアしていないと成功しないのかもしれない。

まぁ、そのときはそのとき。もう一度頭からスキップしながらプレイすればいいだろう。

ひとまず、少しずつストーリーを進めていきたい。

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