マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『BEASTARS』第20巻 相変わらず緩急が激しい

評価:4.0

クリスマス前に断食修行に励むレゴシの部屋に残された大量の血痕……。
メロンとの戦いの前に、クイズ勝負があったり、毒トカゲとの戦いがあったり。弱肉強食の殺伐としたやりとりの後に牧歌的な会話があったり、相変わらず緩急の差が激しい。
それにしてもチャンピオンの連載マンガは、最新巻が発売されるペースが早い気がする第20巻。一気に二冊読んでもまだ追いつかない。『弱虫ペダル』も溜まってるんだよなぁ。

『BEASTARS』第19巻 なかなか感慨深い

評価:4.0

最新刊は21巻なので、しばらく放置していたんですね。
去年は5月の終わりからイラストを描くようになり、自由時間の大部分をイラスト制作に当ててしまった結果として、読書は後回しになっていました。
録画視聴は貯まるとハードディスク容量を圧迫するので、優先的に山を崩していたんですが、電子書籍はいくら貯めても罪悪感がないから放置しがちなんですよね。
そんなわけで、久々のBEASTARS
メロンの過去が語られる一方、レゴシはメロン打倒のために特訓を続けていく。
久々にルイとハルの絡みがあったり、レゴシの回想があったり、いろいろ感慨深い巻だった。

『麒麟がくる』第39回「本願寺を叩け」

あけましておめでとうございます。

今年は三が日から大河ドラマをやっているという異例の正月ですね。

新型コロナウイルスの感染者数がさらに増える中、こもり人正月だった方も多かったと思います。

ということで、新年一発目の『麒麟がくる』は第39回「本願寺を叩け」。

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信長が本願寺勢の鉄砲隊の前に無防備で飛び出す狂気ぶりから始まり、十兵衛が倒れ、その看病に当たった煕子も倒れるという回。

十兵衛の苦労時代から内助の功として支えて来た煕子が他界し、物語はいよいよクライマックスに向けて進んでいきます。

今回は煕子の回想シーンが多かった感もありますが、次回はお待ちかねの松永久秀の平蜘蛛爆死シーンが観られるかどうかに期待が集まります。

『教場』 今さらハマりました

年明けに『教場II』が放送されるということで、その前振りとして『教場』の再放送がありました。

昨日が前編で今日が後編なんですね。

キムタクが白髪まじりの鬼教官になっている、というくらいの知識しかありませんでしたが、めちゃくちゃ面白かったです。

というわけで、つい描いてしまいました。ほんとに最近は気に入った作品があるとすぐにイラストを描いてしまたくなります。

麒麟がくる』や『フラッシュ・ダンス』のように、いろんなシーンを描くのもいいんですが、それだと時間もかかってしまうので、一発絵を描いて満足してしまおうと思っています。

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というわけで、昨日の前編から。

もうこの顔で見据えられるだけで震え上がりそうです。

『約束のネバーランド』第20巻 寂しくもあるが心地よくもある

評価:5.0

最終巻。
ピーター・ラートリー、イザベラ、レウウィス大公、ムジカ。それぞれに待ち受ける運命とは。
そして彼とエマが交わした「約束」とは。
これだけの物語をこの巻数でまとめたのがスゴい。
この作品を読む直前にたまたまカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』を読んでいたので、エマたちの境遇に既視感があったのだが、そこはそれ。より少年誌らしい「敵」である「鬼」が登場し、さらに謎解きミステリーの要素も加わって、一気にのめり込んだ作品だった。
特にグレイス=フィールド脱出までの展開は、これまでの謎解きミステリーものにはない緊迫感と危機感があり、読んでてわくわくしていた。
このところ、週刊少年ジャンプの連載マンガの終了が相次いでいるように思えるが、作品をちゃんと終わらせる潔さが窺える。寂しくもあるが、心地よくもある。
アニメの第2部も1月から始まるということで、そちらも楽しみにしたい。