マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『白い巨塔(唐沢寿明版)第2部』 田宮版とはまた違う作品

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唐沢寿明版の白い巨塔、第2部。

東教授の後任として浪速大学医学部第一外科教授になった財前五郎唐沢寿明)。着任早々、ポーランドの国際外科医学会に出席するために海外出張するが、その直前に手術を行った患者の容態が急変する。

この患者の死をめぐって、里美と法廷で対決するのが第2部なんですね。

まぁ法廷部分もいろいろあるんですが、やっぱり20話・21話の急転直下ぶりがミモノ。たまらんわ、こりゃ。

ところどころで出る財前又一(西田敏行)のつっこみもいい味出してます。「ヒゲ剃れっちゅうねん」とか(笑)。視聴者がずっと思ってたことを小声で言ってくれたりするんですね。しかも絶妙のタイミングで。ベタなんだけど、それがまたいい。

原作の人間模様の面白さと、現代のドラマ技術とが非常にうまく絡み合っていて、ドラマとしてはかなり高い完成度に仕上がっています。

田宮二郎版とはまた別のドラマになってますが、それはそれでまたいいと思わせてくれました。

全21話あるので、たっぷり時間がないと観れないのが難点です。さらに田宮二郎版は31話あるんだよなぁ(汗)。1話50分としても、合計すると43時間超……。暇だなぁ、俺……。