マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『グイン・サーガ』第2巻 荒野の戦士

評価:4.0

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モンゴール軍に追われる形でノスフェラスに進んだ記憶を失った豹頭のグイン、災いを呼ぶ紅の傭兵イシュトヴァーン、パロの真珠リンダとレムス、そしてセムの娘スニ。これを察知したモンゴール公女アムネリスは、魔道士ガユスを伴い大軍を編成してケス河に橋を築き、なんとしてもパロの後継者たちを捕らえようとする。
一旦はモンゴール軍の虜囚となったグインとリンダ・レムスだったが、難を逃れたイシュトヴァーンが機転を利かせ、脱出に成功する。
怒りに燃えるモンゴール軍は、ゴーラの赤獅子アストリアスを隊長として追手を差し向ける。
栗本薫はあとがきの中で、グイン・サーガの重要な登場人物のうち、ふたりを除き全員が揃ったと記述している。ここにパロのクリスタル大公アルド・ナリス、アルゴスの黒太子スカールが加われば重要人物が揃う、ということになるのだろう。それにはまだまだ物語は紙数を費やさねばならないのだが。