『ツイン・ピークス』ファーストシーズン

評価：

(Amazon)
1990年に製作された米国サスペンスドラマ。当時はレンタルビデオ屋でバイトしてたりしてたんだけど、ずっと貸し出し中だった話題作です。
バイトの身分で売れ筋のタイトルを借りるのもなぁと思ってたので、ついつい観る機会を逃して今に至りました。
タイトルのツインピークスは架空の地名です。カナダに近い田舎町の湖畔で、ある朝ローラという17歳の女性の遺体が、ビニール袋に包まれた状態で発見されるところから物語が始まります。
人口の少ない平和な村に起ったまさかの殺人事件。そこへFBI特別捜査官のデイル・クーパーが派遣されてやってきます。
このクーパーが切れ者なんですが、甘いものが好きだったり、妙にスピリチュアルな操作方法を取ったり、常にテープレコーダーに報告したりで、キャラが立ってます。それでいて村の住民にも溶け込んでいきます。
複雑な人間関係が絡み合い、不倫、薬物、DV、土地買収など、田舎の村ながら現代的な問題も扱っています。
ファーストシーズンは実はセカンドシーズンのネタ振りのような一面もあります。最終話では、さまざまな問題を回収しつつ、「誰がローラを殺したか」という部分が曖昧なまま、新たな謎の存在が徐々に大きくなって……。セカンドシーズンを続けて観るしかないですね（笑）。