マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『孤高のメス』 派手さはないが本格的な医療ドラマ

評価:4.0

孤高のメス (Amazon)
田舎の市立病院に赴任した外科医・当麻鉄彦(堤真一)が、設備もなくスタッフも少ない中で患者と向き合っていく。
最初は不承不承という感じだった看護師・中村浪子(夏川結衣)が、変わり者の当麻のみごとなメスさばきを見守ることで変わっていく。
脳死移植が認められていなかった80年代を舞台に、当麻は脳死肝移植を選択する。
派手さはない。しかし、移植された肝臓にレシピエントの血が流れ込み、肝臓が赤くなっていくシーンなど、丁寧な作り込みが感じられる。
第一外科部長の野本(生瀬勝久)がまた本当に憎らしい。こういう役をやってるときの生瀬は輝いている。