マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


REC/ザ・クアランティン 2

評価:3.5

前作『REC/ザ・クアランティン』はスペイン版の『REC』をほとんど踏襲しつつ、ラストだけ別の解釈を与えられた作品となっていた。
この作品は、前作の舞台に近いLA空港から飛び立つ飛行機と、不時着した空港のターミナルが舞台となる。
原作は悪魔的な話だったが、こちらはカルト教団生物兵器という位置づけ。
個人的には悪魔的な原作の方が根源的な恐怖心を煽るような気がするし、前作ラストのモンスター(原作のメデイロス)や屋根裏の少年の存在の説明がつかない。
とはいえ、単体のホラー映画としてはなかなか面白かった。封鎖された環境でゾンビに襲われ、仲間が次々とゾンビ化していくのは緊迫感がある。
ゾンビ映画として原作との潔い決別を果たした続編と言える。