小学2年生の息子が漢字検定5級を受けるというので、一緒に準1級を受けようと思ってiPad Proを使って勉強しています。
ほんとは1級を受けようと思ったんですが、問題集を見て一瞥で断念。ほぼ見たことのない漢字ばかりで覚えられる気配がありません。というわけで、まずは準1級からということで。
iPad Proを使って勉強していますが、今回は個人的に使っているiPadアプリの紹介です。
まずはスケジュール管理アプリ。
社会人の勉強は、自分の時間をいかに有効に使うかが肝心です。
私が使っているのは「Studyplus」というアプリです。
受験生などがテストまでにいかにテキストを進めていくか管理するためのアプリのようですが、自分が勉強した記録が残せるので、モチベーション維持に有効です。
「勉強中の本棚」の中に、カテゴリを設定して、自分の学習したいテキストなどを登録します。書籍に限らず、自由に勉強内容を設定することもできます。
勉強開始時にタイマーをスタートさせて、終了時にその日の内容や進捗状況などを書き留めれば、各テキストごとやカテゴリごとの勉強時間が積み上がっていく、ということになります。
高校生時代に、勉強30分ごとにグラフを積み重ね、その日の勉強時間を記録していたことがありますが、それをアプリで実現したものですね。
勉強というのは、効率ももちろん重要なんですが、積み重ねた時間を目に見えるようにすることで、自信にもつながるんですよね。
一日の勉強時間を、例えば「30分」と予め設定しておくことで、その時間内にどこまで進めるかという集中力を維持することもできるように思います。
そんなわけで、個人的には重宝しています。
続いて、単語帳アプリ。漢検の勉強や語学の勉強には、単語帳のように、ヒマな時間に繰り返し確認ができるアプリがあると便利です。
単語帳アプリにもいろいろありますが、個人的には「Quizlet」というアプリを使っています。
こちらは、Web経由でExcelなどのからコピペすることもできて便利です。
「用語」-「定義」を登録することで、「用語」から「定義」を選択式で答えさせたり、自由筆記で答えさせたりできるほか、「定義」から「用語」の問題も自動的にできます。漢検で言えば、書き取りもできるし読み取りもできる、ということになります。
一対一の単語-意味の組み合わせができるのは当然なのですが、答えを複数定義して、いずれかだけ答えて正解とする、ということが可能です。
実はこれが重要で、漢検のテストでは同音異義の問題がよく出ます。
例えば、
「蛭」と「蒜」(いずれもヒル)
のような問題を登録したい場合、読み(私の場合、「定義」を「読み」としています)に
「ひる,(山びる)」、「ひる,(野びる)」のように登録しています。
こうすることで、「蛭」という問題が出た場合に「ひる」と答えることで正解になり、「ひる,(野びる)」という問題が出たときに「蒜」だけが正解になる、ということが可能になります。
ただ、漢字書き取りについては、「変換」を予測されてしまうとテストになりません。今の予測変換は便利なので、よく使う(つまり単語張でよく答えている)漢字は優先度が高くなります。それでは勉強になりません。
そこで登場するのが「手書きキーボード」(有料)です。
これは、手書きのひらながやカタカナだけでなく、手書き漢字も認識してくれる優れものです。試したところ、認識率も高いので結構使えます。
Quizletを使うときは、日本語入力を「手書き-日本語」にすることで、手書きモードで入力できます。
こうすることで、書き取りもできるようになります。実際の漢検の試験ではトメやハネもきちんと書かないといけないらしいので、雑に書いても読み取ってくれる手書きモードは甘いんですが、覚えているかどうかの確認には十分すぎるくらいです。
ほかにもMazec(有料)というアプリもあります。こちらの方が高いようですが、個人的には手書きキーボードで十分だと思っています。
後は単語カードを入力する手間とそれをテストする時間をどう作るかですが……。それはまぁ個人の努力でなんとかするしかありませんね。