マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


ユージュアル・ネイバー

評価:4.0

原題は『The Harvest』。映画の中で「収穫」というのは複数の意味がありそうで、そのままでよかったのではないかと思う。
外科医の母キャサリン・ヤングには、寝たきりで「死へと向かっている」アンディという息子と、元看護師の夫リチャードがいた。
リチャードは息子を自宅で治療するキャサリンに命じられて、かつての看護師仲間のサンドラから薬を入手していた。
アンディは、窓から見えるトウモロコシ畑とゲーム、部屋中に飾ったフィギュアだけが心の支えだった。
そんなある日、川向こうの隣の老夫婦のもとに、突然両親を失ってしまった少女マリアンが引っ越してくる。
マリアンはトウモロコシ畑のそばの窓の奥に寝たきりのアンディを見つけ、この地に来て初めての友達になるのだが。

実はあまり期待せずに観たのだが、中盤以降は口をぽっかり開けながら呆然としてしまった。
アンディたち家族の置かれた予想外の状況にしてやられたというかなんというか、いろんなことを考えさせられる映画だった。
この映画も、できれば全くなんの予備知識もなく観た方がいい。


マリアンに投げかけるキャサリンの表情が冷たすぎる。