マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


家を解体する夢

このところ、マスクを付けて眠っているのだが、眠りが深いような気がする。
眠りが深いと明晰な夢を見る。
昨日は、家を解体する夢を見た。

母屋と離れがあって、離れ部分が今自分が住んでいる家だった。
何らかの外的要因があり、離れ部分の家を解体しなければならないという運びになる。
それも急遽の話で、自分が少しその場を離れている間に、自宅から荷物が母屋に運び込まれ、重機によって家は解体されていた。
地面には家が建っていた痕跡が遺跡のように残っている。
家を壊すのは一時的なもので、建て替えることはできるのだが、ローンが大変だなぁと考える。
定年までの年数を考え、毎月の支払いがさらに上乗せされるのかぁと思って憂鬱になる一方で、どうせなら居心地のいい書斎を作りたいと考える。
母屋に行くと(ごちゃごちゃしている家で、自分の夢によく出てくる例の巨大な家のようだった)、解体した家から運び出された荷物がいろんなところに収納されていた。
自分の部屋のものは階段下スペースのような納戸に収納されているのだが、こんなのいるか? というようなものばかり。なぜかガンダムモビルスーツのようなマスコットがたくさんあった。そんなものは持っていないのに、不思議なものである。

家を解体するというシチュエーションは、今読んでる村上春樹の『騎士団長殺し』のシーンが影響を与えているかもしれない。
重機が出てくるシーンがあり、割と象徴的なので印象に残っていたのだろう。
また、そろそろ自宅の十年点検の日程が迫っているというのも影響している可能性が高い。建て直すわけではないが、壁塗装など、そこそこかかるなぁとぼんやり考えているのも遠因だろう。
なお、「巨大な家」は自分の夢では頻繁に登場する大道具(?)である。
夢のたびにその家は形を変え、場所も変わるのだが、共通しているのは、自分が思っていたよりもたくさんの物に溢れているという点。それもそこそこ価値のあるもので、「自分はこんなにもいろんなものを持っていたのだ」と毎回思わされる。時には財産だったり、骨董品だったりする。家の中は整理整頓されている場合もあれば、雑然としている場合もあるが、未だに入ったことのない部屋が必ずあり、所有者は常に自分である。