マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


パラノーマル・アクティビティ4

評価:3.5

パラノーマル・アクティビティ4 [Blu-ray]

パラノーマル・アクティビティ4 [Blu-ray]

パラノーマル・アクティビティ』シリーズの4作目。
時系列としては、『2』の5年後、2011年。
これまではカリフォルニア州が舞台だったが、今回はネバダ州が舞台となる。
15歳のアレックス、6歳の弟ワイエット、ダグとホリーの四人家族。それにアレックスの恋人候補ベンが怪異に巻き込まれる。
ことの発端は、ネルソン家の隣に引っ越してきた男の子ロビーが、母親の緊急入院によってネルソン家で一時的に預かったことだった。
ロビーは言動が少し変わっていて、夜中に勝手にアレックスの庭のツリーハウスに潜り込んでいたりする。そして、ロビーには目に見えないお友達の「トビー」がいるのだった。

前作『3』でクリスティが見ていたトビーは、おばあちゃんくらいの年齢で背が高かった。一方、今作で出てくるトビーは、XBOXキネクト(!)の映像によれば、子供くらいの大きさである。
これは、『2』でケイティがハンターを連れ去ったことによってトビーが若返ったのかと思ったのだが、どうもよくわからない。
ハンターはケイティと暮らしていたロビーだと当然思っていたのだが、終盤でワイエットがハンターだということが判明する。ワイエットに焦点が移ってから、ロビーの存在感は薄れていく。
ロビーはトビーとの関係性から言えば、『1』のケイティ、『2』『3』のクリスティと同様、悪魔(トビー)を呼び寄せるための依り代といった役割なのだろう。
ロビーによってワイエットに印が書き込まれ、トビーとの接触が可能になった。さらにワイエットが風呂場で水の中に引きずりこまれたことによってハンターという人格が覚醒した、ということだと思われる。
謎はいくつか放置されている。ワイエットがクリスティの息子ハンターだったとすると、ロビーは誰の子だったのか。なぜこの年齢まで事実を知らせずに他人の家族に育てさせていたのか。なぜトビーは若返った(?)のか。魔女集団も全体的に若返ったように見えるのはなぜか。
この辺りの謎は続編で解き明かされるのだろうか。
ともあれ、続きはまだあるようなので、引き続き視聴したいと思う。