マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


ジュマンジ

評価:4.0

ジュマンジ (字幕版)

ジュマンジ (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

伊集院光がラジオで、「今まで観た映画で一番面白かったのは『ジュマンジ』だ」と言ってたので、観てみることにした。
深夜の馬鹿力』の中での一言なので、信頼がおける言葉とは言えないかもしれないのだが。
最近、新作がいくつか公開されているということなので、その準備作業として、ネット配信されてたら観てみようかなというくらいの構えである。
探してみたところ、huluにあった。
ネット配信動画サイトは、定期的に入れ替えがあったりするので、観たい作品がいつでも観られるとは限らない。
『ほんとにあった呪いのビデオ』シリーズなんて、Amazonプライムにいくつか作品があるものの、観てない回はTSUTAYAかどこかで借りてくるか、CATVの「ファミリー劇場」で放映されるのを待つしかない(割とランダムに放送されている)。
話が逸れてしまった。
ジュマンジ』をhuluで発見したので、早速視聴してみた。
伊集院光は吹き替え版が面白かったと話していたが、いつものように字幕版で観る。
CG(この当時は特撮からCGに徐々に切り替わる頃だったか)の質は、確かに今の時代からすると安っぽく見えなくもないが、当時は『ジュラシック・パーク』がティラノサウルスなら『ジュマンジ』は象で車を踏みつけてやる! くらいの勢いだった。映画の予告編だか何かで、暴走する動物たちが車を踏みつけていくシーンが流れていたようなうっすらとした記憶がある。
CGの猿が出てくるということで、個人的に『アウトブレイク』とごっちゃになっていたが、この作品ではバイオハザード的なウィルス蔓延パニックは起きない。
26年前に「ジュマンジ」というボードゲームを発見したいじめられっこおぼっちゃん(80年代~90年代に多かった主人公タイプ)が、「ジュマンジ」から聞こえる太鼓のような音につられてゲームを始めるというお話し。
作品の中で26年前の少年がおっさんになって登場するのだが、よく考えてみればこの作品自体が今から25年前になってしまった。
ロビン・ウィリアムスは亡くなってしまったし、当時学生だった自分自身もすっかりおっさんになってしまった。
物語の展開としては、当時よくあったCG使いまくりのドタバタアクション。コメディ要素は薄めだが、CGは多め。だがライオンは特殊効果(FSXとでも言うのだろうか)。
映像技術の狭間の時代に生まれた作品として、いい意味で化石化した作品だと思う。