マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷

評価:4.0

カリフォルニア州サンノゼに実在する、銃器製造会社ウィンチェスターの社長夫人サラ・ウィンチェスターの屋敷を舞台とした作品。
サラは夫と子どもたちを失っており、その原因はウィンチェスター銃によって命を失った人々の怨念にあるとして、怨霊を鎮めるために屋敷の改築を繰り返していた。
主人公の精神科医エリック・プライスは、ウィンチェスター社から依頼され、サラの精神鑑定のためにウィンチェスターハウスに入るのだが……。

個人的には、ウィンチェスターハウスの現場監督が『インシディアス』シリーズのタッカー役アンガス・サンプソンだったので、それが気になって序盤の話が入ってこなかったです(汗)。
ホーンテッドハウス系の映画はたくさん観てきましたが、この作品はちょっと毛色が変わっています。
霊たちが屋敷の人を驚かすためにいたずらをするというのが、いわゆるポルターガイスト現象と言われていますが、この屋敷ではそういう現象は少なめです。
主人公のプライスが、アヘン中毒の傾向があるため、霊の姿が妄想なのか怨霊なのかがよくわからないところから始まります。
ウィンチェスターハウスの構造や、サラによる自動設計など、この形態でまだいろいろ話ができそうな気がしますが、セットを組むのは大変そうですね(汗)。
ストーリーはなかなか好みの展開でした。悪魔的なモノと対決する不条理ものよりも、こういう怨霊の正体が明らかになって対決するという図式の方がすっきりします。
ウィンチェスターハウスは現在も観光地として残っているそうなので、いつかは行ってみたいなぁと思います。