最近のエントリーで気付いた人もいるかもしれませんが、最近イラスト描きにハマってます。
昔からお絵かきは好きだったんですが、このところiPad Proを使っていろいろ試しています。
試しているのは以下のふたつ。
Procreate。略してプロクリ。
こちらは一回買い切り。一度買えばずっとバージョンアップの恩恵も受けられます。
CLIP STUDIO PAINT。略してクリスタ。
こちらは月額、あるいは年額制。しかも機能によって金額が異なっています。EX>PROのようです。
両方ともiPad Proを導入した頃からインストールしていたんですが、思ったより使い方が難しくてずっと使いこなせてませんでした。
もったいないなぁと思いつつ、在宅勤務が増えたおかげで自由に使える時間も増えたということで、もっと絵を描いてみたいと思っていました。そんなときに観たのが以下の動画。
絶対に知るべきProcreateの便利機能を7つ紹介!!【iPadイラストアプリ】
そういえばProcreateはiPad Proに入っているので、見よう見まねで描いてみたのがこれです。
ちょうど『七つの大罪』の最終巻が終わったところだったので、記念にという想いもこめて、結構しっかり描いてみました。
実はまだ「ベタ」の塗り方がわからず、ペンの太さを調節しつつ塗ってます(汗)。
ということで、もうちょっとちゃんと使い方を知った方がいいということで、先ほどのYOUTUBEのチャンネルを登録し、動画と一緒に描いてみて挑戦したのがこれです。
これは『サベイランス -監視-』のとあるシーンを写真に撮って、それをトレースしたものです。
スーツの部分はベタで入れることができたんですが、ジーンズシャツの部分はそれらしく見せるにはどうしたらいいかわからず、ペン入れでごまかしました(笑)。
連日描いていると、どんどん描きたくなるもの。調子に乗って描いたのが次です。
こちらは『BEASTARS』第18巻より。擬人化動物を描いたのは初めてなのでバランスが崩れています。レゴシはなんとなく女っぽくなってますし(目もとの影がアイシャドーにしか見えない)。
虎(ビル)は昔から阪神ファンなので結構描いてきているということが活きてるのか、相性がいいようです(笑)。
何枚か描くうちに、レイヤーの使い方もわかってきて描いたのが次の一枚です。
これは『ONE PIECE』第96巻より。元絵はゴールドロジャー率いる海賊団のほかのキャラもいたんですが、割愛(描くのが面倒くさい)。元絵のエースの顔があんまり好きじゃなかったので(ルフィ化しすぎ)、手を加えました(笑)。
実は各キャラクターは別レイヤーで描いているので、位置は自由に動かせるようにしています。エースの位置に合わせてレイリーの重なっている部分を消したりして調整しています。
この絵を描いたことで、ベタ塗りももう少し上手くできるようになりましたし、レイヤーの使い分けも少しずつ上達してきました。
ここまでは全てProcreateを使って描いてきたんですが、よく考えたらCLIP STUDIOは年額支払っている(しかも5月頭に一年間更新したばかり)んですね。
だったらちゃんと使えるようにしなきゃということで、CLIP STUDIOを使ったのが次の一枚です。
こちらは『銀河英雄伝説』第17巻に登場しているオーベルシュタイン。CLIP STUDIOの機能を使いたくて、集中線を使ってみました。
しかし、Procreateに比べると余りにもいろいろできすぎて、逆に使い方がよくわかりません。
マンガ特有のトーンもいろいろ使えるようなんですが、そもそもの使い方がわからないので、使えず。仕方ないので、別レイヤーでグレーを使って影を入れたりしてます。ぼかしも使ってますが、本当は元絵と同じようにトーンを使いたかったんです。
これはちょっと使い方を勉強しないとなぁと思ってKindleのライブラリーを調べてみたところ……。
実は随分前にこの本を入手していました。
しかし、入手はしたものの、レベルが高すぎてまったく使える気がしなくて断念していたのでした。
今回は改めてちゃんと勉強し直そうかなと思います。
今のところ、初心者にも使いやすいのはProcreate、初心者には何がどうなっているのかさっぱりわからないけど潜在能力は非常に高そうなのがCLIP STUDIOといったところでしょうか。
今後も、少しずつツールの使い方を勉強しながら、イラストもたまに描いていきたいと思います。
来月(6月)から緊急事態宣言解除を受けて忙しくなりそうなので、更新サイクルは長くなってしまうかもしれませんが(汗)。
今回、改めてイラストを描いて思ったんですが、ツールの使い方を知ってしまえば、ひょっとして絵心のない人でもすごい作品が作れてしまうんじゃないかということです。
個人的には、回り込みが苦手なんです。手前に何か物体があったとして、その向こう側の絵を描くとバランスが崩れてしまうんですね(汗)。例えば剣を構えた人物がいたとして、剣の背景にある人物をどう描いていいかがわからなくなります。
いや、頭ではわかっているんですが、手前に何かモノがあると後ろのモノがバランスを崩してしまうんですね。
上に挙げたイラストで言えば、『ONE PIECE』のレイリーの構える刀でしょうか。レイリーが手前、刀が奥です。間にレイリーを挟むことによって、刀の太さをどうしていいかがわからなくなってしまうんですね。
ツールを使うと、刀は刀として描くことも可能です。レイリーの後ろにあるはずの刀を「実際に描く」ことによって、バランスの取れた回り込みが実現できたりするんですね。
これは実は長年の悩みが解消した瞬間で、個人的にはかなり嬉しい成果だったりします。
いやぁ、若い頃にこんなツールがあったら、漫画家を目指していたかもしれません(笑)。めちゃくちゃ便利です。
鉛筆で描いたらこんな感じです。『鬼滅の刃』より。