昨年、史上最年少の19歳11カ月で名人を獲得した芝野虎丸名人(王座、十段を合わせて三冠)に、押しも押されもせぬ囲碁界の第一人者・井山裕太棋聖(本因坊、天元を合わせて三冠)が挑戦する第45期囲碁名人戦第1局が、8月25日、26日に東京都文京区のホテル椿山荘東京で開幕しました。
今年はコロナ禍のため、前夜祭や大盤解説会も行わないイベントレスの対局となりました。そこで、ネット前夜祭を実施。立会人の趙治勲名誉名人を交えて、両対局者に名人戦に向けての抱負を語ってもらうというイベントです。↓こちらから再生できます。新聞解説の高尾紳路九段も登場します。
なお、進行役の大出記者のイラストは私が描きました😄
このイベントを受けて描いたのがこちらのイラスト。両対局者の呼び方について話す趙治勲名誉名人です。井山棋聖の部分は、リハーサル時に話していたセリフです。
続いてこちらは対局開始前の両対局者。盤を拭く芝野名人と、ニギリをする井山棋聖です。
ニギリの結果、芝野名人が黒番となり、対局が開始しました。
検討室に、週刊碁の先輩編集ホリーさんと、新人編集サイトウさんがいたので、イラストを描かせていただきました。
最近このコンビで日本棋院のサイトで対話形式コラムを連載しています。
続いて二日目の両対局者。色鉛筆風にしてみました。
検討室には、先日の第78期将棋名人戦で名人位を獲得した渡辺明名人がいらっしゃいました。高尾紳路九段とは競馬友達として知られています。
将棋名人戦第7局があれば、翌日から対局だったので、この日は暇だったということです。囲碁は趣味で打つそうです。
↓こちらはYoutubeの日本棋院チャンネルに出演中の渡辺名人と高尾九段のイラストです。
実際の動画は↓こちらです。
検討室では、趙治勲名誉名人と渡辺明名人の囲碁・将棋交流戦も行われました。新人編集サイトウさんが日本棋院に取りに行った将棋盤を使ってます😄
こちらはそのとき描いたコンセプトイラスト。すみません、勢いです😅
検討室には、ほんとうにたくさんの棋士に集まっていただきました。その一部をイラストで紹介しています。
最後に、両対局者です。結果は、序・中盤で優勢となった井山棋聖が、猛追する芝野名人を躱して一目半勝ちとなりました。