10月13日、14日にあたみ石亭で行われた囲碁名人戦第5局のイラストまとめです。
立会の小林光一名誉名人と新聞解説の河野臨九段です。なんとなく、似顔絵のコツがつかめてきているような気がします。写実寄りではなく、特徴を強調する方向にシフトし始めているような感じでしょうか。
幽玄の間解説の金秀俊八段と、記録係の辻華初段です。辻初段はタイトル戦の記録係は初めてということでしたが、完璧でした。
検討室のいちシーン。一日目の話題としてよく出てくる、「（二日制の対局で）一日目に終わっちゃったことってあるんだっけ？」という話題。河野臨九段が即座に隅の形を並べるのを見てびっくりしました。黒１の後、白が手抜きすると２の１のオキから死んでしまうんですね。
Youtube解説の鶴山淳志八段と、記録係の青木裕孝二段です。鶴山先生は第1局のときにも描かせてもらったので、なんとなく特徴を摑んでます。一度描くと、なんとなく手に感触が残るようになりました。青木二段も名人戦は初めてということでしたが、堂々たるものでした。
日本棋院理事長の小林覚九段と、覚先生が河野臨九段に紹介していた林漢傑八段の傑作詰碁です。なんとなく、耳のような形をしています。この絵を覚先生に見せたところ、棋士の絵をこれからもどんどん描いて欲しいと言っていただきました。ありがたい話です。
第5局は挑戦者の井山裕太棋聖の中押がちとなり、残念ながら芝野虎丸名人は失冠してしまいました。ハシビロコウマスク、3回投入されましたが、名人戦では勝ち星がつかなかったですね（他の対局では勝ってます）。
そして今期の囲碁名人戦を制した井山裕太名人です。井山先生の一手は、対局相手にはこれくらいの圧があるんじゃないかというイメージです。
今期は第１局からほんとうにたくさんのイラストを描かせていただきました。将棋の名人戦から考えると、随分絵柄も変わってきました。これからもできる範囲で描いていきたいと思っています。
