マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『聲の形』第3巻 ささくれ立っていく心

評価:4.0

西宮との距離を縮めていく石田にとって、永束の存在は押しつけがましいものの、なくてはならないものになりつつある。
小学生の頃に西宮を理解しようとしてクラスのいじめの対象となり、転向していった佐原みよこ。
さらに、石田をいじめる側へと変わっていった植野までが彼らのコミュニティに加わっていくことになる。
この植野の感情の起伏が急勾配のジェットコースターのようで、石田の心はささくれ立っていく。