日頃デジタル寄りの話が多いので、たまにはアナログな話でも。
納屋は随分昔からホームページを持っていたんですが、当初のメインコンテンツは日記ではなく小説でした。
今でも忘れた頃に書いてるんですが、学生の頃は時間が有り余っていたため(研究しろよという話もあるが)、小説をちょこちょこと書いていました。
ほんとは今でも書きたい気持ちもあるんですが、今のような生活スタイルじゃなかなか書けないんですよね。
実は最近、「手作り製本」に興味を持ったので、試しに作ってみようかなぁと思いまして(アナログやなぁ)。
はてなダイアリーで製本サービス(はてなダイアリーブック)というのが開始されたんですよ。日記をまとめて本にしてくれるサービス(もちろん有料)。金出してやってもらうくらいなら自分でできないものかなぁと思ったのがきっかけだったりします(汗)。
やっぱり自分の本が作れるというのは嬉しいんですよね。需要はあると思いますが、実際に金出して……となるとなかなか、ねぇ(笑)。
まずはソースがなくては本なんてできないわけで。昔のホームページの残骸(一応PC内に残している)から発掘して、いくつかの短編をWord文書としてまとめてみました。
HTMLだと横書きだしページという概念もないし、大量の文章は読みづらいんですが、縦書きにすると結構すんなり読めるもんですね。
A4のコピー用紙を谷折りにして、両面印刷。4枚を谷折りで重ねて16ページ分を1部とします。それが5部で80ページ分。1ページ(A5サイズ)あたり20行×36文字くらいだったかな? 短編が10本ほど入りました。
とりあえず簡易版ということで、1部ずつホッチキスで止めて、さらに冊子の形になるように木工用ボンドで貼り付け。
背表紙や表紙なんて用意してないので、当然コピー用紙なんですが。安っぽいを通り越して手抜きバレバレです、はい(汗)。
ホッチキスで止めた部分が重なると若干ゴツゴツするので改良の余地は大いにありますが、とりあえず読める形になりました。
安いコピー用紙を使っているので、かなり裏写りがあるんですね。これが意外と読みづらい。もう少しいい紙を使わないとなぁ。
あと、表と裏の行の位置が若干ずれてしまうのも気になります。どうやったら揃えられるんだろう……。行が揃ってないので、余計に裏写りが気になります。はふぅ。
まぁそれでも一応読めることは読めました。
極めて初期の頃の短編ばかりなので、読んでるとかなりオモハユイんですが(汗)。
A4を二つ折りにしているので、A5サイズなんですが、イマイチ手にしっくりとこないです。文庫本よりも随分大きいし、かといって雑誌よりも小さい。
1ページをあまり大きくしすぎると、一行の文字取り(文字数)が多くなりすぎて読みにくいし、二段組するほどのものでもないし。
やっぱりB5を二つ折りにして、B6サイズくらいにするのが一番読みやすいかもしれません。いわゆる文庫本サイズくらい。
ちゃんと製本するためには、冊子を押さえつけるバインダーのようなものを使って挟んで固定し、背に切り込みを入れ、糸で綴じて……なんてことをする必要があるんですよ。
谷折りで数枚重ねているので腹の部分が揃わないため、正式には腹の部分をカッターで切って揃えたり……。でもそんなの面倒だからやってないんですよね。とりあえず版だし。なので若干ページがめくりにくかったりもします。
しかし、こういう作業をしてみると、本っていうのはよくできてるなぁと思います。
さらに、自分の本を作ってみたいなぁという気持ちがますます強くなりました。
とりあえずもう少し上質のB5用紙を買って来て、あとは表紙と背表紙くらいちゃんとしたのを使って、ホッチキスではなく糸で綴じれば、なんとか恰好はつくような気がします。
コピー用紙じゃなく、もっと別の両面印刷用の紙がいいかなぁ。
まぁ、本作ったところで読んでくれる人がいないと寂しいんですけどね(汗)。