マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『ほんとにあった! 呪いのビデオ』36

評価:3.5

「シリーズ監視カメラ マンションの屋上」
屋上から飛び降りる人が多いことから監視カメラを設置するようになったと話す管理人。
屋上に出る扉の曇りガラスに女性のような姿が映るが、扉が開くとそこには誰もいなかった。

「恨眼」
久しぶりのスタッフルーム。前回から参加のスタッフ長田明子、今回からのスタッフ岩澤俊樹(『ほん呪』34までのスタッフ岩澤とは別人だが、名字が同じ)、そして初出かどうかわからないスタッフ渡辺美穂(『ほん呪』33で山の中でパニック状態になったスタッフ渡邉とは別人)が登場。混乱を避けるために、スタッフ岩澤二号、スタッフ渡辺二号と呼ぶことにする。
スタッフ岩澤二号が出社すると、首を切られた鳥の死骸が4羽入った段ボールが置かれていたという。
『ほん呪30』で登場した自称「心霊博士」。投稿した動画がなかなか採用されないことから、演出の児玉と演出補の岩澤(スタッフ岩澤一号のことだと思われる)を呪い殺すと書かれた手紙とともに、ビデオが送られてきたという。
スタッフ岩澤一号は、ご存じの通り、『ほん呪』34を最後にスタッフから外れているのだが……。
『ほん呪』18の「黒狐の終末」を思い出させたというが、そんな話はすっかり忘れてしまった(汗)。
そしてここでスタッフ岩澤一号こと、元演出補岩澤宏樹が登場。待ってたよ、スタッフ岩澤。髪が長くなって見違えたよ。スタッフ菊池は見つかったか?
今後の活動に不安を覚えて警察に相談した方がいいというスタッフ長田。しかし、これまでも独力でやってきたんだから、今回も独力でやった方がいいんじゃないかと、他人ごとのように語るスタッフ岩澤一号。そういうとこやぞ!
なんとここで、スタッフ岩澤二号がスタッフ岩澤一号を「兄ちゃん」と呼んでいることが判明。兄弟なのか!(汗)
「心霊博士」に電話をかけるスタッフ長田だが、電話番号は別の人のものだった。
送られて来た映像には、日本家屋の軒下から横向きにこちらを覗く顔のようなものがくっきりはっきり映っている。

「深夜のドライブ」
交通事故現場を目撃した後に撮影した映像。走行中の運転席の窓の外から覗く顔が映っている。窓の下から車内を覗き込むようなリアルな映像である。

「体験入学」
専門学校の体験入学のときに撮られた映像。
ビデオカメラを構える女性の向こうに、白い着物を着た女性の姿が映り込んでいる。

「呪いの携帯メール」
友人の誕生日に撮影した映像。
撮影した動画は特に問題なかったらしいが、携帯に送られた動画の女性の顔がくり抜かれたような状態になっていたという。
その後、顔がくり抜かれたようになっていた女性が亡くなったという。
スタッフ長田が確認の電話を入れてみると、アルバイト先のビルから飛び降りたらしい。
(続く)

「騒音」
上の階から足音が聞こえるということでビデオを回しながら抗議に行ったときの動画らしい。いや、抗議しに行くのにビデオ回すか?(汗)
上の階の住人から追い出されるカメラが、廊下に半透明に映る何人かの下半身が捉えている
。マンションの足音というのは斜め上から聞こえてきたりもするのだが、この階にはその家族しか住んでなかったという。

「テニス・サークル」
ラケットの素振りをする新人の足元に映る傷だらけの裸足の足。
その後、葬儀屋でバイトをしたいた少し変わったこの新人は精神を病んで大学も辞めてしまったというのだが。

「続・呪いの携帯メール」
自殺したという岩田さん(仮名)。
もうひとりの山下さん(仮名)から連絡があり、その後映像を確認したところ、自分の顔にもおかしな現象が起きているという。スタッフに送られてきた動画には特に異常はなかったのだが。
しかし、会うことになっていた日になって、山下さんからメールがあり、会えなくなったが、岩田さんの死因に心当たりがあるという。
以前、とあるセンパイと岩田さんの三人で食事した際、センパイに「憎い奴を地獄に落とす方法」という気持ち悪いメールが送られてきたという。その内容は以下の通り。
月の最終金曜日の午後2時ちょうどに東京都世田谷区にある公園で指定のメールアドレスに、題名を「死刑」、文の内容を憎い相手の名前にして送信する。
就職活動をしていた山下さんは、岩田さんの名前にして送ってしまったという。山下さんは、自分の顔がおかしくなった映像を見て、怖くなったのだという。
その夜、山下さんの家族から、山下さんが急性の病気で亡くなられたという連絡が入る。
投稿された映像では、岩田さんの顔の部分がくり抜かれて部屋の奥の方が見えるような現象が記録されていた。