マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『ほんとにあった! 呪いのビデオ』34

評価:4.0

「シリーズ監視カメラ 団地」
団地の郵便受けを撮影する監視カメラ映像。墓地の映像が切り替わり、半透明の女性が歩いている。
この団地が建てられる前、そこには墓場があったという噂があるという。

「動画サイト」
自宅で飲みながら怖い話をする映像。友人がYoutubeで奇妙な動画を見つける。女性がぶつぶつ何かを呟いているというのだが、部屋の映像にその女性のような姿が現れるという。
その動画を撮影した一週間後、その友人と部屋にいた女性に湿疹のようなものが現れるようになったという。
投稿映像では、PCでその動画を観ていた彼らの後ろから、確かに動画サイトの女性のような姿が現れる。
というか、動画サイトの女性がそもそもめっちゃ恐い。

雪祭り
車窓から雪祭り雪像を撮影する動画。雪像に目が行ってるとわかりにくいが、手前の街路樹からぶら下がるような裸足の足のようなものが映っている。

「念写」
水族館での映像。イルカの水槽の前で、投稿者を撮影するような映像が何度かインサートされる。さらに、女性の後ろに一瞬女の子のような姿が映り込んでいる。

「Twenty Seven」後編
「ほん呪」32から続くシリーズ。スタッフ菊池に送られてきていた廃墟の映像。それと同じような映像を送ってきた柏木さんは、『ほん呪』32で自殺してしまった。
『ほん呪』33では、菊池の26歳の誕生日に送られてきたビデオには手紙が添えられていて、その後菊池は失踪してしまう。さらに、菊池と柏木さんは幼い頃に誘拐された3人のうちの2人で、その廃墟は彼らが誘拐された建物だったのではないかというのが『ほん呪』スタッフの推理だった。
現地調査をするスタッフ岩澤とスタッフ渡邊は、取り壊されて何もなくなった現地を調査するが、最近誰かが使ったらしいテントと、地中から掘り起こされかけた祠のようなものが見つかった(埋めてる途中に見えなくもない)。その祠には、柏木さんの自宅近辺や部屋から見つかったあのマークのようなものが刻まれていた。
地元の図書館で調べたところ、近隣の女性を誘拐してバラバラにして食べる鬼がいたが、バラバラにされた身体がアシュラのように集まって怒り狂い、鬼を倒したという伝説が残っていた。
夜になり、現地に戻るスタッフだが、山道を登っていると誰かとすれ違う。さらに、体調の優れないスタッフ渡邊が何かを見つける。さらに進むと、叫び声のようなものが山の奥から聞こえてくる。さらに奥に進もうとするが、渡邊が先に進みたくないとしゃがみ込んでしまう。それを恫喝するスタッフ岩澤。今のコンプラだと即アウトなパワハラである。岩澤、そういうとこだぞ。
現地にたどり着いたが、そこにあったはずのテントと祠は既になくなっていた。
そこで岩澤と渡邊が誰かの姿を見たという。岩澤はスタッフ菊池じゃないかと言うが、渡邊は違うと言って言い争う。その後、渡邊は中空を見つめたまま固まったかと思うと突然走り出し、錯乱状態のまま地面に転がって気を失う。その場所は、昼間にテントと祠があったところだった。
つづく。

「バーベキュー」
友人たちと河原でバーベキューをする姿を撮影した動画。バーベキューの台の下に髪を振り乱した顔のようなものがニューっと出てくるのだが、ナレーターの「バーベキュー」の発音が気になって内容が入ってこない。「バー」のところにアクセントを付けるのだ。英語的には正しいっぽい。そうなのか。初めて知った。勉強になるなぁ。

「出てはいけない」
公園で演劇の練習をする映像。
いきなり鳴り出す公衆電話。なりやまないのでひとりの女性が出るのだが、その背後に女性の姿が映っているという。
取材するスタッフ岩澤。もうすっかり定番となってしまった怪しいサングラスと短髪。
実際の映像。電話に出た女性の足元に、横たわる女性の顔のようなものが映り込んでいる。取材の一週間後、この電話に出た女性に脊髄の異常が見つかり、入院したという。

「悪酔い」
完全によっぱらって全裸になるおっさん。いったい何を見せられてんねん。
悪酔いする男性を睨む目のようなものが映っているというが、全体的に画像が荒く、なんともいえない。まぁ、睨みたくなる気持ちはわかる。ナレーターが言う。「酒は飲んでも飲まれるな」。改めて言うことでもない。

「続 Twenty Seven」後編
前回の取材の翌日。この地方の歴史に詳しい元大学教授の話を聞きに行く。例のマークに似た「申」のような家紋この地に伝わっているという。いや、だいぶ違うような気がする。この「申」は、この地方を治めていた一族の家紋だというが、戦国時代に一揆が起こって滅んでしまったという。この一族の嫡子が近隣の村から幼女を誘拐していたという。
前回の取材で明らかになった鬼の伝説はこの事件を元に作られたのだと彼は話す。
送られてきたビデオテープの鑑定を霊能者に依頼したが、これは持っているだけで影響のあるビデオだとして鑑定を断られたという。
数年前から増えていた製作委員会事務所の不可解な現象は、このビデオの影響だったのではないだろうかという製作委員会。
数日後、スタッフ岩澤が仕事を辞めて菊池を捜したいと申し出る。たぶんこの話、もう少し続くんだろうな。