評価:4.0
『死霊館』シリーズでお馴染みのジェームズ・ワン監督が提供する新たなる恐怖の形。
20世紀にとある施設で凶暴な子どもに処置を行ったような謎めいた映像から始まるが、関連性がわからないまま舞台は現代に移る。
何度か流産を経験したマディソンが待望の子どもを妊娠しているが、DV夫によって後頭部を壁に叩き付けられてしまう。
意識が朦朧とする中、マディソンは夫が何者かによって襲われる夢を観るのだが……。
『死霊館』シリーズとはまた少し違った雰囲気のホラーサスペンスだが、今回のモンスターはかなり斬新な設定に思えた。
夢が現実と交錯するサスペンスはやはり面白い展開になりやすいし、それでいて余りにも現実離れすると荒唐無稽になる傾向にもある。
その絶妙のバランスが実現された作品だった。
この感じだと、次回作もあるんだろうなぁ。