マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『龍と苺』第2巻 10年も待てない

評価:4.0龍と苺(2) (少年サンデーコミックス)作者:柳本光晴小学館Amazon前巻で初めて将棋を覚えた藍田苺は、伊鶴八段に負けたことが悔しくてまたしてもとっぴな行動に出る。 伊鶴八段は、対局がしたければ10年後、名人戦に出て来いと一蹴する。 奨励会に…

『聲の形』第7巻 それぞれの道へ

評価:4.5聲の形(7) (週刊少年マガジンコミックス)作者:大今良時講談社Amazon 石田が抱えた少年時代のトラウマ。それを克服するためにしてきた行動が、登場人物それぞれに抱えた問題を掘り起こし、ついには爆発してしまう。しかしそれは決して後ろ向きな…

『聲の形』第6巻 さらに状況は深刻に

評価:4.5聲の形(6) (週刊少年マガジンコミックス)作者:大今良時講談社Amazon前巻のラストから衝撃の展開。 ここまでもトラウマになりそうな話が多かったのだが、ここからさらに状況は深刻に。 石田を取り巻く人々が、制御できない感情の起伏に翻弄される…

『聲の形』第5巻 不協和音の高まり

評価:4.5聲の形(5) (週刊少年マガジンコミックス)作者:大今良時講談社Amazon初登場の頃から天真爛漫に見えた結弦だったが、硝子の負った心の傷は彼女の心にも深い傷を与えていたのだった。 一方、映画制作は植野まで入ってゴタゴタを内包しつつ進んでい…

『聲の形』第4巻 割れたガラスのように

評価:3.5聲の形(4) (週刊少年マガジンコミックス)作者:大今良時講談社Amazon主人公が鈍感なのはラブコメあるあるなんだけど、石田の場合は少年時代のいじめのトラウマがあるので、他人の感情をうまく読み取れないという事情があるのかもしれない。 川井…

『聲の形』第3巻 ささくれ立っていく心

評価:4.0聲の形(3) (週刊少年マガジンコミックス)作者:大今良時発売日: 2014/03/17メディア: Kindle版西宮との距離を縮めていく石田にとって、永束の存在は押しつけがましいものの、なくてはならないものになりつつある。 小学生の頃に西宮を理解しよう…

『聲の形』第2巻 トラウマを解きほぐす鍵

評価:4.0聲の形(2) (週刊少年マガジンコミックス)作者:大今良時発売日: 2014/01/17メディア: Kindle版高校生になった石田将也は、過去の自分の過ちを清算するため、バイトで貯めた金を母親に返し、西宮硝子にも会いに行くのだった。 小学校のいじめ経験…

『聲の形』第1巻 心の中がザラザラする

評価:4.0聲の形(1) (週刊少年マガジンコミックス)作者:大今良時発売日: 2014/01/17メディア: Kindle版実は2年ほど前に読んだのだが、小学校時代の主人公・石田将也の行動を見るのが辛すぎてちょっと敬遠していました。 あまりにも堆く積み上がった積んdl…

『呪術廻戦』第5巻 東西姉妹校交流戦

評価:3.0呪術廻戦 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:芥見下々発売日: 2019/05/02メディア: Kindle版京都姉妹校交流会が始まり、呪術の設定を説明しつつ個別のキャラクターの背景も展開していく。 呪霊戦に比べると迫力に欠ける展開ではあるが、物語の奥行…

『キングダム』第59巻 信の悲願

評価:5.0キングダム 59 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)作者:原泰久発売日: 2020/10/19メディア: Kindle版趙との戦いは鄴での兵糧攻めで終幕を迎える。 戦いの果てに餓えとの戦いとなる秦に対し、趙は補給路を断つ。 そして信の念願がここに叶うことに。…

『IT/イット ”それ”が見えたら、終わり。』 原作を忠実に再現したことが素晴らしい

評価:4.0IT イット“それ"が見えたら、終わり。アーティスト:ベンジャミン・ウォルフィッシュ発売日: 2017/11/01メディア: CDオリジナルの『IT』が公開されてから約30年。当時から原作を読んでから観ようと思っていたものの、原作になかなか手を付けられない…