マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『聲の形』第7巻 それぞれの道へ

評価:4.5


石田が抱えた少年時代のトラウマ。

それを克服するためにしてきた行動が、登場人物それぞれに抱えた問題を掘り起こし、ついには爆発してしまう。

しかしそれは決して後ろ向きなことではなく、人は生きていくためには傷を負いつつ、周囲を巻き込み支え合いながらも前に進んでいく。

意識を取り戻した石田は、硝子とその家族と触れ合い、そして失われたと思っていた友情にも触れる。みんな不器用ながら、それぞれの道へを歩みを進めていく。

最終巻。