マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


インシディアス 最後の鍵

評価:3.5

インシディアス 最後の鍵 (字幕版)

インシディアス 最後の鍵 (字幕版)

  • 発売日: 2018/10/03
  • メディア: Prime Video

インシディアス』シリーズの最新作。
時系列としては、第3章の『インシディアス 序章』と第1章の『インシディアス』の間を埋める作品となっている。
インシディアス 序章』で心霊捜索班を組むことになったスペックス&タッカーとともに、エリーズが挑む心霊事件なのだが……。
物語はエリーズの幼少期に遡ることになる。
冒頭はエリーズの能力を理解してくれる母親オードリーと、一切の心霊現象を認めない厳格な父親ジェラルドとのエピソードが展開される。
そして舞台は2010年のカリフォルニア州に戻り、エリーズの元に一件の依頼が舞い込む。
それは、エリーズの生まれた家に現在住んでいるというテッド・ガルザからの依頼だった……。

主人公のエリーズが老婆であるというのは、なんというか引退直前のベテラン刑事が難事件に挑むミステリーに似たものがある。
体力的にもキツいし、心霊現象が発生するたびに、心臓発作で逝ってしまうんではないかとハラハラしてしまう。
個人的にはやはり好きな展開で、過去の事件の怪奇現象に味な意味付けを施すところなどは思わずニヤリとしてしまう。
ビックリ箱的な手法が多いような気もするが、まぁそれはそれでこのシリーズっぽさと言えなくもない。
『死霊館』にはアナベルというアイドル(?)がいる一方、こちらのアイドルは老エリーズと凸凹コンビなので、やや見劣りする点は否めない。
次回作もあるらしいが、今回で第1章への輪が閉じた形なので、ここで終わったとしても何ら問題はないような気もしないでもない。