マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


死霊館 エンフィールド事件

評価:5.0

死霊館 エンフィールド事件(字幕版)

死霊館 エンフィールド事件(字幕版)

  • 発売日: 2016/09/03
  • メディア: Prime Video

死霊館(原題は『Conjuring』)の続編。間にスピンオフ作品『アナベル 死霊館の人形』を挟むが、これが正当な続編らしい。原題は『Conjuring2』。
イギリスで実際にあった超有名ポルターガイスト現象のエンフィールド事件をベースに、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻が活躍する。
冒頭で語られる「アミティビル事件」は、ニューヨーク州アミティビルの「オーシャン・アベリュー112番地」にある家で起きた怪奇現象で、『悪魔の棲む家』として映画化された事件である。
こちらはのちにラッツ一家の体験談にウソがあるということで、懐疑派たちが騒ぎ立てたらしい。調査をしたエド&ロレイン夫妻もテレビショーでこの件についてバッシングを受けたらしく、そのシーンを再現したものである。
一方、本編の舞台となるエンフィールド事件は、母と4人の子どもが暮らす家で起きたポルターガイスト現象。11歳のジャネットの身のまわりに起きることが多いために、狂言であると疑う人たちもいたのだが、その現象の目撃情報や写真、音声録音が数多く残されており、ポルターガイスト現象の中でも信憑性が高いと言われているらしい。
本編もその物語をベースにしつつ、シスター風の悪魔やビル・ウィルキンス、そしてへそ曲がり男といった魅力的なキャラクターを作り出している。
それにしてもへそ曲がり男がCGじゃないというのは俄に信じられない。
今回も緊張感のある演出は健在で、それでいてエド&ロレイン夫妻の魅力もよく描かれていて、前作を超える作品に仕上がっていることは間違いない。