マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『アメリカン・ビューティ』 予想と全然違う映画でした

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パッケージの雰囲気から想像していた内容と全然違う映画でした。

パッケージの印象から勝手に想像していたのは、「アメリカのぶさいくな女の人が、美容整形で美貌を手に入れて人生がバラ色になるアメリカン・ドリーム」という感じだったんですが(汗)。パッケージの印象だと結構ありそうな線だと思うんですが(そのストーリーでアカデミー賞受賞するかというと疑問ですが)。まったく対極にある映画でした。

この映画は、伏線がいたるところに張ってあるので観ていてなかなか面白いです。逆に言えば、伏線に敏感な人にはラストが見えすぎているんですが(汗)。

主人公のケビン・スペイシーがいい味を出しています。どこかで観た人だなぁと思ったら、『ユージュアル・サスペクツ』の彼ではないですか! 『LAコンフィデンシャル』にも出てますね。また観たいなぁ、あの映画も。

内容は皮肉に満ちていて、結構ダークな印象です。自分の幸せとは何なのか、その幸せと家族の幸せとは相反するものなのか、そんなことを考えさせられます。

個人的にはやっぱり観終わった後のあのザラついた印象が好きじゃないんですが。クールといえばクールです。