魔宮の攻防―グイン・サーガ(91) (Amazon)
ええと。かなりダラダラっと読んでるんですが（汗）。
アモンの寝てる間にクリスタルに突入するグイン。
そしてレムスと対面。アモンと対峙。アモンの正体と『調整者』の秘密に迫る……という内容です。一応100巻で一区切りつけたい意向のようで、タネアカシならぬネタアカシに持っていこうという雰囲気が漂っています。
しかし、この人の文体は年々グダグダになっていくような気が……（汗）。昔のような荘厳で重厚な描写はかげを潜めてしまって、小手先でこねくり回したような表現が目についてしまいます。がっくし。
この人の『我が心のフラッシュマン』『コミュニケーション不全症候群』（評論なので中島梓名ですが）の頃の文体が好きなんですけどねぇ。内容的にも充実してたと思うし。あの頃は何読んでも「ふんがー！ そうくるかぁ！」と感銘を受けていました（笑）。若かっただけかもしれませんが。
今はまぁ、あれですね。昔からの付き合いでたまに飯を食いに行く友達、という感じです。目新しいものもないけど、まぁ一緒にいても居心地はそんなに悪くない、というか。でも会うのは年に数回でいいかなぁという感じ（汗）。
