マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『世界最強の商人』 オグ・マンディーノ 山川紘矢・山川亜希子訳

評価:5.0

世界最強の商人 [Kindle版]@Amazon (Amazon)
ダマスカスの大富豪「世界最強の商人」ハフィッドが、先代の「世界最強の商人」パトロスから受け継いだ十巻の巻物。
そこには世界最強の商人となるための秘密が記されていた。
両親を疫病で失い、パトロスからラクダの世話係として養子となったハフィッドが、金持ちの娘リーシャに恋をし、一枚のローブを与えられて貧しい村に旅立つのだが……。
世界で読まれる自己啓発本のお手本のような構成。ここに描かれる成功法は、セールスマンとしてというよりも、むしろ自分自身をいかに売り込むか、自分を有能と信じ込ませるかという指南書のようにも思える。語られる物語も力を持っており、それがこの成功法はひょっとしたら本物かもと思わせる効果を高めている。