2015-03-13 『ヴィンランド・サガ』 第13巻 読書 マンガ 評価:5.0 (Amazon) アルネイズの夫ガルザル逃亡事件後に、ケティル一族が農場に戻る。 トールギルはクヌート王に抗戦することを伝えずに兵を組織。 ケティルは唯一の救いと思っていたアルネイズが逃亡を企てたことを知り、豹変。温和だった人格が崩壊する。 極限状態で人間性がどう変わるのか、そして死ぬことにしか希望を見いだせぬ状況でかけてあげられる言葉はあるのか。 恐らくここまでがヴィンランドを目指すトルフィンの動機付けとなる序章、ということなのだろう。末恐ろしい作品である。