マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 ハリウッド版和製SF

評価:4.0

オール・ユー・ニード・イズ・キル(字幕版) (Amazon)
マンガ版を事前に読んでいたので、世界観にすんなり入り込むことができた。大筋の設定は原作からだが、舞台やストーリー展開は映画用に書き下ろしたようだ。
主人公ケイジ(トム・クルーズ)は、地球を侵略する宇宙生物「ギタイ」と戦う軍の広報担当少将だった。
将軍からある日呼び出され、前線への派遣を命じられる。これに抵抗したことでケイジは図らずもJ分隊にパワードスーツ歩兵として配属されてしまう。
最初の戦闘でギタイの返り血を浴びながら死んでしまうのだが、ここからケイジは過酷な運命に翻弄され、物語が始まるのであった。
マンガ版もいいが、舞台がロンドンやパリになったことで、世界的な受けは良くなったのだろう。でも協力する科学者があんなのになってしまうなんて(笑)。まぁ、グローバルスタンダード向けにはああならざるを得ないのだろう。
短い時間で良くまとまっているとは思うが、ラストのリープはちょっとご都合主義が過ぎる。これもハリウッド化の宿命みたいなものか。