マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『ジェヴォーダンの獣』 近代フランスファンタジー

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ヴィドック』に続き、フランスの近代ファンタジーモノです。

1764年から1767年にかけて、フランスのジェボーダン地方で100人以上の犠牲者を出した実在した獣を巡るストーリー。

フランスの退廃的なムードとマーシャルアーツ風のアクションを無理やり合わせたような映画でした。とりあえず新大陸やアフリカなら何でもアリなのね、と(汗)。

主人公フロンサックの義兄弟マニ(マーク・ダカスコス)がかっちょいいっす。フロンサックも悪くはないけど(汗)。

ラフォン地方長官がどこかで観たことあるなぁと思ってたら、TAXiシリーズで異彩を放っている署長役のベルナール・ファルシーだったのが印象的でした。いつコンニショワ〜とかニンジャー!とか言い出さないかと心配してましたが、今回は完全に真面目な役でした。こういう役もできるんですね、この人。

ヒロインは中途半端な美人(笑)。地方貴族の娘っぽくてイイんだけど。個人的には好みのタイプだったりしますが(笑)。

ヴィドック』はどちらかというとサスペンス重視でしたが、『ジェヴォーダンの獣』は、アクションもストーリーも楽しめました。ストーリー展開はハリウッド的かもしれませんが、映像はフランス映画らしく退廃的で壮麗でした。