マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『人狼 JIN-ROH』 押井流近代日本架空戦史

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押井守が原作・脚本のアニメなんですが、戦後日本の架空歴史モノです。『スパイ・ゾルゲ』よりもずっとリアルな戦後日本が再現されています。押井世界感満点です(笑)。

公安直属特機部隊ケルベロスという組織が舞台なんですが、一度観ただけでは人物の関係がイマイチわかりません。が、伏線がいたるところに張られているので、何度か観た方がいいかもしれません(納屋は結局一回しか観てないので、なんとなく理解してるだけなんですが)。

全体的に『パトレイバー』の劇場版と同じような雰囲気ですが、特車二課のような明るい雰囲気がどこにもないので、かなり暗い印象です。後藤さんがいるのといないのとでは随分違うなぁと思いました(笑)。

「赤頭巾」の朗読とリンクしながら展開するアクションシーンがいいですね。「あばあさんの歯はどうしてそんなに大きいの?」