長渕繋がりでちょろっとコネタ。
長渕剛といえば、当然「つよし」なんですが。実は長渕「ごー」と呼ばれていた時代があります。
長渕剛(つよし)のデビュー曲「巡恋歌」。この曲はヤマハのポプコンで1976年に受賞しています。
ポプコンといえば、当時のフォーク歌手の登竜門。ビクターが目をつけ、長渕は上京してきます。1977年。夢に燃える長渕を東京で待っていたのは、「長渕剛(ごー)」という芸名と「雨の嵐山」という曲。
「わたし〜春を待ってます〜♪」
これが全然売れない(汗)。
失意のまま九州に帰った長渕は、東芝EMIから本名の「剛(つよし)」として「巡恋歌」で再デビューを果たすわけです。
そんな長渕も1997年に東芝EMIからフォーライフに移籍。その際、東芝EMIが権利を持っているうちにベスト盤として出したのが、シングルコンプリート(2枚組×3)なんですよ。
東芝EMIから再デビューした「巡恋歌」からの全シングルCDを、カップリングも含めて全曲収録したファン待望のベスト盤。初めてCD化された曲も多く、ファンとしては感涙ものでした。
ギター譜全曲集に載ってるほとんどの曲は、これで全てCD化されたことになったわけです。
ところが、そのシングルコンプリートに収録されなかったシングルが一枚だけあるんですね。東芝EMIではなく、ビクターから出ていた「雨の嵐山」。長渕「ごー」のデビュー曲。
こればっかりは、東芝EMIから出すわけにもいかず、長渕自身もいい思い出がない曲なので、その後もベスト盤に入ることのない幻の曲になってしまったわけです。
ただ、ビクターからシングルCDとして再販されているので、一応手には入るんですけどね。
以上、知らなくても生きていける長渕のうんちくでした。