こういう映画って、やっぱりカップルで観に行くべき映画なんですよね。かみさんが寝てしまった後、夜中にひとりでエアロバイクやりながら観るもんじゃない(汗)。
まぁ、そう言いながらも割と楽しめました。
会話にあふれるジョークが受け入れられるか否かが評価の分かれ目のような気がします。私はアメリカンジョークって親父ギャグすれすれのような気がするのであんまり好きじゃないんですが。
いろんなところに皮肉やジョークがちりばめられていて、そういうのが好きな人にはたまらないんでしょうね。
あと、かっこいいけど人間的に問題のある役をやらせると、ヒュー・グラントは生き生きしてますね。サンドラ・ブロックはちょっと歳とったなぁと思ってしまいましたが。
この作品の良さは、やっぱり会話。細かい台詞の言い回しもさることながら、絶妙の間(時にはそれが鼻につく場面もあるけど)がいい味を出しています。
個人的にはやっぱりラストのお約束な展開が好きなんですよね。スタンダードなんだけど、スタンダードってやっぱりいいよなぁと思います。特にこういうラブコメ映画でスタンダードなところを外したら絶対に文句が出ますからね(笑)。たとえば『セブン』のような後味悪い展開になったら「観客はそんなの求めてない!」ってなっちゃいますよね、当然ながら。
王道万歳。
このところ殺伐とした映画ばかりだったので、やっぱりたまにはこういうノウテンキなラブコメディもいいですね。