(Amazon)
涼色さんから借りて読んでます。
去年かなり売れた本なので、気になってました。関連書籍というか、便乗書籍が氾濫してて、ダ・ヴィンチの絵をいたるところで見かけるくらいブームになりました。
章立てが結構細切れでスピード感あるし、パズル的な謎解き満載だし、ダ・ヴィンチの謎自体の魅力もあるしで、売れるのもよくわかります。
涼色さんの話ではこの前作にあたる『天使と悪魔』の方が面白いそうですが、これはこれで面白いです、はい。明らかに映画的な展開を狙ってるので、若干人物描写の奥行きが浅いというか背景が薄いという気もしますが。ハリウッド映画としてならこれくらいで充分でしょう(笑)。
とりあえず上巻ということで、まだまだ真の謎には迫ってませんが、役者は大体出揃ったような感じです。
主人公は、とある事件(ローマ法王のコンクラーベってことは、恐らく『天使と悪魔』の話なんだろうなぁ)から著名になったという象徴学者ロバート・ラングドン。ルーブル美術館起きたソニエール館長殺人事件に否応なく巻き込まれていく。ソニエールの孫娘であり暗号分析官のソフィー・ヌヴーとともに、ソニエールの残したメッセージを解読していくというのが根幹のストーリー。
そこに合わせて、ダ・ヴィンチの『ウィトルウィウス的人体図』、『モナ・リザ』、『岩窟の聖母』、そして『最後の晩餐』が絡んできます。さらには聖杯をめぐる冒険やら、謎めいたキリスト教の秘密やらが加わってきて……。
個人的にこういう話は大好きなんですが、いかんせん読むのが遅くて。通勤時に電車の中で読んでいるんですが、眠かったら寝ちゃうし、『DEATH NOTE』が出たらそっち読んじゃうしで、ようやく上巻読み終わった次第です。
最近夕立やら台風やらが多いので、カバンの中にビニール袋を忍ばせておいて、そいつで包んで持ち歩いてます。
映画化も決まってるらしいですね。ラングドンはトム・ハンクス、ファーシュはジャン・レノ、ソフィー・ヌヴーにはオードレイ・トトゥ(『アメリ』の主役)だそうな。ううむ。ずっとソフィー・マルソーのイメージで読んでました。もう賞味期限切れですか(汗)。