マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


グリーンブック

評価:5.0
gaga.ne.jp
先週の『the guilty』に続いて封切り日に映画を見に行った。
封切り直後の映画を見に行くのは滅多にないくらい珍しいんだけど、予告編を見ていたらあまりにも面白そうでついつい見に行ってしまった。
『グリーンブック』は予告編だけでおおよそのストーリーは想像できる。そして、観客はふたりの乗った車に揺られている間に、その予想を裏切られることなく、いつの間にか感動の波に導かれていく。
黒人の天才ピアニスト、ドン・シャーリーに運転手兼用心棒として雇われたイタリア系タフガイ、トニー・バレロンガの物語。
1960年代のまだ黒人差別が広がっていた時代、特に差別感情の激しい南部をツアーすることになったドン・シャーリーは、用心棒も兼ねて運転手を探していた。
そこに、コパ・カバーナの用心棒として実績のあったトニー・リップにお声がかかるのだが……。
最強のふたり』に匹敵するハートフルドラマ。エピソードのひとつひとつがまたとてもよく、セリフ回しもうまい(さすが戸田奈津子訳とうならせるシーンもある)。
何はともあれ、前提知識があろうとなかろうと楽しめる作品。
そして、見終わった後はケンタッキー・フライドチキンが食べたくなる。