評価：4.0
プールでの不慮の事故で脳死状態になった娘に対して、科学的な処方により疑似自発呼吸をさせ、さらには脊髄への電気信号投入による四肢の動作を可能にさせる……。
これだけ聞くとマッドサイエンティストの所業のように思えるが、娘を失ったことを受け入れられない母親とその夫、そして夫の部下の技師による正常な思考の結末としての異常な状況なのだった。
人間の死は脳死を以て判定するのか、それとも心臓死を以てなすのか。臓器移植や脳死判定、さらには脳死状態とはというテーマに正面から取り組んだ作品。
誰も救われない物語というのは観ていて辛いのだが、観ることによって考えるいいきっかけにはなる。子を持つ親にとってはとにかく苦しい物語。
評価：4.0
月面に取り残されている六太とフィリップをサポートするため、ケンジとレイジがタイガーチームとしてタッグを組む。
これまでのエピソードを拾いながら、六太たちは難路の向こうにあるルナライダーを目指す。
地球からのリモートとは思えないチームワークに胸が熱くなる。
評価：5.0
鬼滅の刃完結。
もう随分前から完結することがわかっていたし、無惨との対決がクライマックスだということもわかっていたことなのに、改めてこの巻で終わりなんだと思うと感慨深いものがあります。
小学生の息子もこの作品にはドハマリ。世間で評判になってからアニメ版を勧めたんだけど、第一話があまりにも怖かったらしく、最初は後悔してました。しかし、二話、三話と進むうちにこの世界観を受け入れ、愛すべきキャラクターたちととも成長していったようです。
現在公開中の映画『無限列車編』以降はこの物語の持つ力に引っ張られて最後まで一気に突き進んできたという感じでしょうか。
ラクガキをしてみたんですが、下描き段階でイマイチ気に食わない感じになってしまいまして、これ以上描き進める気力がなくなってしまい、そのままアップします。今日は別のイラストに力を注ぎすぎて、力つきました💦
要望があればペン入れもしてみます😅
評価：3.5
岩鬼がサンマ好きになるエピソードが何度読んでも好きである。そうか、影丸対策の特訓中のできごとだったか（すっかり忘れてる）。
そして岩鬼建設の大切な取引先が影丸財閥だという事実もすっかり忘れていた。清彦兄さんの婚約者が影丸の姉亜希子さんだったのだ。
花園学院を倒した鷹丘中は、賀間の率いる武蔵中と対戦することになるのだが……。
第3巻も完全に柔道格闘マンガ。エース長島の率いる野球部は、変化球が取れない捕手のために大会で敗れ、長島が退部届を出す。
いやぁ、ここまで引っ張る理由がわからん。関係者が全員山田太郎に野球をやらせたいと思っているはずなのに、焦らす焦らす。
そしてミイラ男たちによる道場破り編がスタート。どうでもいい（笑）。
評価：5.0
水島新司先生がマンガ家引退するというニュースを聞いて、改めて読み返してみることにしました。
秋田文庫版なので、元々のチャンピオンコミックス版に比べて一巻ごとのページ数が多いのと、巻末にプロ野球選手などの解説がついているのが特徴です。
第1巻は、鷹丘中学に転校してきた山田太郎が岩鬼正美と出会い、なぜか柔道部に入るという展開。
野球部のエース長島は山田太郎の野球の才能を見抜き、野球部に入れたいと思いつつ、遠くから眺める。
影丸率いる花園学院に対抗するため、山田太郎は野球のグラウンドで特訓するのだが……。
巻末のインタビューは「ドカベン」の愛称で知られた元南海ホークスの香川伸行氏。2014年にお亡くなりになられたんですが、愛らしい表情は記憶に残っています。
イラストは今朝のラクガキ。第11巻くらいから。水島新司先生の絵は、私のラクガキの原点です。
