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昨日、かみさんが出かけている間に観ました。かみさんはホラー系が苦手なんですが、観なくてよかったと思います(笑)。
原作はすでに読んでたので予想はしてましたが、相変わらずの気色悪さでした。
ううむ。しばらく白子は食べれそうにありません(笑)。
映画の中でFBIの指名手配10大悪人というのが出てくるんですが、その中にオサマ・ビン・ラディンが入ってました。ちょっとびっくり。
どっかで見たことある顔だなぁ……ていうかラディンやがな!(笑)
あの映画が全米で公開されたのはちょうど一年前。既に有名人だったんですね〜。
ということは、他の悪人も有名な人なんだろうけど……わからずでした。
アンソニー・ホプキンス扮する噛み付き魔のハンニバル・レクターが主人公です。
ジョディ・フォスター扮するクラリス・スターリングは、役者が変わってジュリアン・ムーア。意外と良かったです。期待してなかったからかもしれませんが。クラリスらしさという意味では、ジョディよりも良かったかも。
個人的にはジョディの方が好みなんですが(笑)。
ま、それはいいとして。
映画としては、なかなか評価が分かれるところじゃないかなぁという気がしました。
原作を読んだときも思ったのですが。
「羊たちの沈黙」は、誰がなんと言っても良質のサスペンスでした。
事件の真相がどうなっているのか、犯人は誰なのか、なぜあんな猟奇的殺人を繰り返すのか、犯人の心理状態は……。
などなど、様々な方向から好奇心かきたてるスリルが満載でした。
そういうのを期待しながら「ハンニバル」を観ると、ちょっと首を傾げたくなるかもしれません。
というか、ハンニバル・レクター博士が神のように描かれてます(笑)。
完璧なる芸術的殺人者。
観客は、あたかもハンニバルの描く芸術的殺人を鑑賞させられるのです。
ううむ。
かなりグロテスティックな場面がいくつかありました。
特にラストは……。
食前、食中の鑑賞はお控えください(笑)。
とはいえ、やっぱり映画としての完成度は決して低くありません。
前作と、いい意味でのギャップがありますが、前作のイメージを壊したくない人は観ない方がいいかもしれません。
ちなみに、レクターの最後のセリフは「新しいものは食べてみないとわからない」です。深いっす。
それにしても、メイスン・ヴァージャーがゲイリー・オールドマンだったとは!
トゥルー・ロマンスやレオンの悪役(薬物中毒の役が多いっす)の人なんですが、知ってます?