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さてさて。
週末にTSUTAYA夏見台店で借りてきた残りのDVD「バンディッツ」を観ました。
やっぱり一週間に三本の映画をこなすというのは辛いものがありますね。
いや、楽しいことは楽しいんだけど、だんだんルーチン化してきて、素直に受け取れなくなるというか。
映画っていわば別世界を体験するというか、どこかしら夢のような感じじゃないですか。
それは激しいアクションだったり予想をくつがえすストーリーだったりカッコよさだったりするわけですが。
それをこう、毎週三本づつ観るわけです。
だいたい二日に一本。
さすがになんというか慣れのようなものができてくるわけで。
映画を映画として観るというよりは、生徒の試験の採点してるような感覚になってくるようです。
ちょっと間引かないとね(笑)。
さて。この映画の話に戻りまして。
主役はふたりの銀行強盗。
ブルース・ウィリス演じるジョーと、ビリー・ボブ・ソートン演じるテリーの物語。
まずみんな思うことなんだけど、ブルース・ウィリスの髪長っ!(笑)
やっぱり無理があるよねぇ、アレは。
冒頭、いきなりふたりの銀行強盗は周囲を警察に囲まれた絶体絶命状態にいる。
そして、「犯罪ワイド」なる番組のシーンに変わり、ふたりの銀行強盗が打ち合いの末に死んでしまったことが明らかになる。
いわゆる結末を先に言っちゃうタイプの話の展開である。
その後、映画は本編に入り、ふたりが銀行強盗になっていく物語が展開される。
この物語は、主にふたりの銀行強盗と途中で人質となるケイト・ブランシェット演じるケイトとの恋物語である。
ともに両極端なふたりに、ケイトが次第に心を奪われていき、選択を迫られる……。
まぁ、よくある話である(と言い切ってしまえるところがここのところの映画ズレ気味なところである)。
はっきり言ってしまえば、別にそんなことどうだっていい(笑)。ケイトがどっちとくっつこうが、勝手にやってくれ状態。
銀行強盗のジョーとテリーのキャラクターは結構描きこまれているのに、ケイトの方はイマイチピンとこなかった。ただの浮気性の女にしか思えない。
三人の会話は良くも悪くも日常会話的で、そこにはアドリブの面白さもあるのだろうが、イマイチピンとこない台詞が多いのがもったいないところ。
とはいえ、終盤の描写はさすがにうまい。後で調べたら監督はレインマンのバリー・レビンソンだそうな。
それだけに、そこに至る恋愛描写の冗長さが気にかかってしまった。