マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『パールハーバー』 いろんなことを考えながら

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年末は、まとまった時間がなかなか取れなくて、結局家でDVDを二本観るくらいしかできませんでした。

いつものTSUTAYA夏見台店で借りてきたのは、「パールハーバー」と「グラディエーター」。

どちらも、以前から観たいと思っていながら、なかなか借りる機会がなかったものです。

うちはDTS対応のシアターシステムで観るんですが、ほんとにすごかったです。年末年始の昼間だからこそできる技です。ほんとに床が揺れてました。

★★★

で、最初に観たのは「グラディエーター」だったんですが、それはまた今度書くことにして。

まずは「パールハーバー」。

言うまでもなく、旧日本軍が真珠湾攻撃をしたときのお話です。

全般的に、ラブロマンス色が濃くなってますが、これは紛れもなく戦争映画です。

よくこれが日本でヒットしたもんだと思いました(笑)。

しかし、アメリカ映画に出てくる日本人って、なんでいつもちょっと不自然な感じがするんでしょうねぇ。日本語のセリフはほとんど口パクで、アフレコしてました。口の動きと声に微妙なタイムラグがあるんですが、それがなんとも気持ち悪いです。

赤井英和が無理やり標準語しゃべってるような違和感。わかりますよね?(笑)

普通に日本の俳優使えばいいのに。どうせセリフは英字幕出すんだろうし。

荒川の土手みたいなところで、子供が凧上げしているのを背にしながら、最高軍事機密会議とかやってたりしますが、そのあたりはご愛嬌ということでしょうね(笑)。

というわけで、全般的に日本描写は結構辛らつです。みんな必要以上に背がちっちゃいし(笑)。

★★★

とはいえ、ストーリーも映像も、非常に金と人手と技術をかけて作られてます。

個人的には、パールハーバーに奇襲受けたところで話はもう終っていると思うので、最後の30分くらいの東京空襲シーン以降は冗長のような気がしましたが。

アメリカ的英雄映画に無理やりしなくても……と思いました。

が、まぁそれはそれ。

戦争の理不尽さが随所に溢れています。

いろんなことを考えさせられました。

戦闘機のドッグファイトもすごかったけど、印象的だったのはやっぱり病院のシーンかな。

いつもは平和の病院が、一瞬にして野戦病院になるシーン。あれが戦争なのだ、という感じでした。