ヤーンの時の時―グイン・サーガ〈87〉 (Amazon)
ホームページのリニューアルのついでに、読書日記みたいなものも作ろうかどうしようか迷っています。
以前からつけようつけようと思ってたんですけど……。読んでるときは覚えてるのに、読み終わると内容なんてほとんど覚えてなかったりするじゃないですか。
なので、読んだ記録だけでも日記としてつけておけばまぁ後々便利かな、と。自分しか読まないものでもいいんだけれど、せっかくHPもある(というか再構築する)んだし、ついでに書いてみてもいいなぁ、と思うわけです。
とはいえ、読書量って随分少なくなってるんですよね。大体、通勤電車の中でGBAとかやってしまうので、全然本が読み進めない。元々本を読むスピードってすごく遅いんですよ。中学生並かと(笑)。
試しに最近まとめて読んでたグイン・サーガだと、片道の電車の中で2パラグラフ分くらいしか進みません。全部で4話あって、そのそれぞれが4パラグラフあるので、電車片道30分として、グイン一冊読むのに4時間かかってしまう計算になります。ううむ。
そんなわけで、読書日記を書くとしても、どうせ月に数冊しか読めない上、さらに読書日記書こうなんて思うと読み進むの遅くなりそうなんですよね。まぁでも試しに書いてみようかな、と。
そんなわけでこの場を借りて一つ目の読書日記。
で、いきなり一つ目の読書日記がこの「グイン・サーガ87 ヤーンの時の時」です。
グインを知ってる人にとっては大いにネタバレなので、以下は注意して読んでくださいね。グイン読んでる人でまだ87巻読んでない人は読まない方がいいです。ていうか読むな(笑)。
86巻で、グインとリンダとイシュトヴァーンの会見という歴史的なシーンが繰り広げられたばかりなんですが、この巻でもすごいことになってます。
なんとグインとナリスの会見の果てにナリスの死去という事態になってしまうわけです。
ある意味、グイン・サーガの長い物語の中で最大の山場のひとつなのでしょう。
納屋の予想ではナリスは絶対グインのヒゲを引っ張る! と思ってたのですが、それは実現しませんでした(汗)。
まぁ、とはいえ納屋はあんまりナリス好きじゃない(爆)のでそれほどショックもなければ、感慨深くもないんですよね。むしろグインとイシュトヴァーンが共同戦線を組むことの方がインパクトあります。というか、ドキドキします。
ここ数巻、実はまとめて読んだんですが、まとめて読んで正解でした。ここ数巻の展開は、非常にスピーディな上、これまでの様々な伏線が複雑に絡みあっているので、長い間グイン・サーガを惰性に近い勢いで読んできた納屋にとっては随分と面白い展開になってきています。
87巻の後は、イシュトヴァーンが主役の外伝「宝島 上・下」が発売されたんですが、それはとりあえずパスして、今は88巻を読んでます。こうやって長いこと楽しめるシリーズがあって、しかも作者がまだ書く気満々っていうのは嬉しいことなんだなぁとかみしめながら読み進んでいます。
田中芳樹は完全に中国古典(しかも翻訳に近いような奴ばっかり)に走っちゃったし。隋唐演義とか、題材は面白いのに田中芳樹が書いてるという感じじゃなくなっちゃったしね。