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先日の『ボイス』に引き続き、アジア的ホラーの新作です。
『ボイス』は韓国製だったんですが、こちらは香港製。
『リング』がビデオテープ、『ボイス』が携帯電話なのに対して『アイ』は「角膜」です。
といっても、『リング』や『ボイス』のように人が死にまくるというものではなく、純粋に「幽霊が見える恐怖」を描いています。
「霊が見える」といえば『6センス』ですが、『6センス』で出てくる霊は全て洋風な霊なんですよね。ポルターガイスト的というか。
それに比べると『アイ』の霊は日本人の想像する幽霊と同じような感じです。
それが背後からゆらりと現れるわけです。
DTS(もしくは5.1ch)で聴くと、背中からゾクゾクさせる音が響き渡ります。おばあさんの声だとか(イヤ過ぎ)。
『ボイス』はサスペンス的な恐怖感だったんですが、『アイ』は寝苦しい夜をさらに一層寝苦しくさせてくれるような恐怖感が詰まっています。
主人公の女性マン(アンジェリカ・リー=李心潔)がまた、本上まなみをエキゾチックにしたような人で、綺麗なんだかどうなんだか微妙です(汗)。
『ボイス』は松たか子だったしなぁ(笑)。
前半はじわりじわりと迫り来る恐怖を描き、それが最高潮に達してからは、謎解きに入っていきます。前半さえ乗り切れば、後は良くも悪くも普通の映画になります。
でもああいうのが苦手な人は前半だけで無理かもなぁ。
そうそう。この映画、パン兄弟という双子の二人が監督なんですが、どう見ても「宮崎勤」みたいに見えるんですよね〜(汗)。⇒パン兄弟(the EYEオフィシャルページ)