マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『ボーン・アイデンティティ』 記憶喪失スパイ物

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記憶喪失の主人公が、実はスパイだった……。こういう設定ってスパイ物ではありがちな設定で、正直言って最初はかなり怪訝に思いながら観ていたんですが……。

原作はロバート・ラドラムの『暗殺者』。1988年にリチャード・チェンバレン主演で作られた映画のリメイクらしいんですが。原作も前作も観てないので前提知識なしの状態で観ました。

主人公のジェイソン・ボーン役にはマット・デイモン。どちらかというと知的な青年役が多いマット・デイモンなんですが、この作品では完全にマッチョなアクション俳優になってます。

マトリックスのようなCGバリバリのアクションもいいけれど、『ボーン・アイデンティティ』のようなオーソドックスなスパイアクションも面白いです。たまたまだと思うんですが、高速道路逆走シーンは両者にあるんですが、甲乙付けがたいスピード感でした。

謎が少しずつ明らかになっていく過程や、プロの暗殺者たちの背景が綿密に描かれています。

それほど期待していなかったのに、最後まで飽きさせない展開で、非常に満足しました。こういう映画、大好きです。

今年観たアクション映画の中で、間違いなくベスト3に入る作品だと思いました。原作も読んでみようかなぁ。