マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『ヴィドック』 フランス版明智くん

ASIN:B000066HMO
19世紀のフランスに実在した探偵ヴィドックと、鏡の仮面を持つ怪人の物語。

なんというか、そのものずばりフランス版江戸川乱歩です。

耽美的な世界観、名探偵、仮面の怪人。

映像は確かに美しいんだけど、全体的に魚眼レンズで見ているようなシーンが多くて疲れました。鏡の仮面からの視界を意識しての演出なのかもしれませんが。

最初、ヴィドックというのが冴えないもみあげのおっさんの名前だったのを知って愕然としましたが(鏡の怪人がヴィドックだと思ってた!)、このヒトはかなり有名な方らしいです。「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャンのモデルとも言われてるらしいです。探偵の元祖といえばヴィドックだとか。へぇ〜。

⇒ ヴィドック回想録(ISBN:487893140X 5,800円!)

ストーリー自体は推理小説好きには御馴染みの、殺しのシーンから始まる謎解きストーリー。

しかし、普通の日本人はヴィドックっていうのが誰なのか知らんだろうなぁ(笑)。最初のシーンで死んだおっさんはただの脇役だと思ってましたもの(汗)。