評価:
(ぽすれん) (Amazon)最近コリン・ファレルが気になって仕方ないです。『S.W.A.T.』、『マイノリティ・リポート』、『デアデビル』でそれぞれ全然違う役柄を演じているんですが、この映画でもまたなかなかやってくれます。
舞台は電話ボックス。携帯電話全盛の今の時代に電話ボックスだけを舞台にして一体どんな映画ができるのかと思って観てたんですが、低予算・短期間ながらよくできています。
その場から動けない、という意味では『スピード』と同じような状況なんですが、この映画では電話ボックスなので文字通りその場から動けない状況なんですね。
場面をひとつに絞ってしまうというのは、話の展開としては自ら制約を厳しくしているようなものなんですが、観客の緊張感は煽られるんですね。どうしても一本調子になってしまう感が否めないんですが、それでもコリン・ファレルの演技が心の葛藤をうまく表現していたので、最後まで気を抜かずに観ることができました。