マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


 にがりダイエットについて

にがりについては、「ダイエットに効果なし」という情報がいろんなところで飛び交ってます。

情報を整理すると、「飲みすぎたら下痢をする」とかいうのは最初からわかっていることなんですね。にがりを原液で飲んで死んじゃった人がいるというのもわかっていたこと。

で、空腹時に飲んでも効果がなさそうだということもわかっていたことなんですね。それを今更国立健康・栄養研究所が発表したところで、別に騒ぎ立てることでもないと思うのが個人的な感想です。

「あるある大辞典」でやっていたのは、「食事中に」数滴摂取することで「脂肪の吸収を妨げる」効果が期待でき、「ビタミンB1」と一緒に摂取することで、効果をさらに上げることができるということなんですね。

でもちゃんと番組の中でも以下のような警告もありました。

だたし「にがり」に含まれるマグネシウムの量は、商品によって異なりますのでご注意ください。
例えば「100ml中、マグネシウム5000mg程度」という商品の場合は、25滴でおよそ100mg。一度の食事で8滴が目安です。

【補足】マグネシウムの過剰な摂取は下痢をおこしやすくなります。また、腎臓の弱い人は、ミネラルを多く摂りすぎると、上手く余分なミネラルを排出できないという問題が起こる可能性があります。

※書き出しが「だたし」ってなってるのは原文のまま、ね。正しくは「ただし」。

はっきり言うと、一週間で1〜2kgの体重の増減なんて、体重の増減をグラフにしてればよくわかるんですが、ザラにあることなんですよね。それに、にがり以外の要素(その一週間の食事、運動など)については番組でも明らかにしてなかったので、情報が足りないとも思えます。

ここで、実際に自分が「にがり」を食事にかけるようになってからを振り返ってみておきます。

テレビの「あるある大辞典」で「にがりダイエット」について知ったのが5月31日の日記。このときはまだ半信半疑。

実際に「にがり」を買ってきたのが6月05日の日記。この日は体重未測定ながら、前日のグラフを見ると、ちょうど大幅にリバウンドしたときなんですね。危機感でもあったんでしょう(笑)。
 ←これがにがり導入直前のグラフ

で、食事ににがりをかけるようになって一週間。

 ←これがにがり導入後約1週間後のグラフ

0.8kg減といったところです。劇的な変化でもないけれど、増えてはないという感じでしょうか。その間、筋トレや有酸素運動もやってるわけだし、食事も割と気を使ってます。

 ←これが約40日後の今日のグラフ

現在は「にがり」を食事にかけるようになってから約40日。単純に体重だけを比べれば3.2kg減です。ここまで来ると確かに「ちょっとお腹周りが変わったな」というレベルになってきました。

とはいえ、これは単純に「にがり」だけの効果ではないんですね。食べ過ぎるとすぐに戻ったりもします(6月28日)し、筋トレや有酸素運動をサボると、途端に体重が落ちなくなったりします(7月06日)。

個人的な意見としては、にがりの効果自体は疑問なんですが、にがり導入後は導入前に比べて結構真面目にダイエットに取り組んでいるような気がします。ここまでやれば減って当たり前だよなぁと。「にがり」を毎食時にかけることによって、今はダイエット中だから食べ過ぎないようにしないとなぁと自分に言い聞かせているような部分があったりもします。

にがりを食事にかけても、お腹の筋肉はつくはずないし、脂肪が燃焼されることもない。飽くまで脂肪の吸収を抑えるだけなんですよね(それも効果ないのかもしれないですが)。そういう意味では、にがりはダイエットに効果なしとバッサリ切り捨ててしまっても構わないとは思います。逆に、効果がないからといってにがりの摂取量を増やすと健康に害があるのはわかりきってますからね。そのあたりに、今回のネガティブキャンペーンの意図があるように思っています。

というわけで、今後も食事にはにがりを数滴かけるのは続けるつもりです。効果のあるなしよりも、これを採り続けることでダイエットやってるんだっ!と自分に言い聞かせるために。