評価:
(Amazon)携帯に自分の携帯番号から着信があり、留守電に自分の声が残ってる……。
そういう状況は確かに怖いし、リング系の伝染していく恐怖感というのにも納得行くんですが……。
全体的に無理に理由付けしようとして失敗しちゃった感じです。
『リング』がヒットしたのは、伝染していく死の恐怖と、その原因となった貞子の存在感が大きかったんですが、この作品はそれを模倣しようとして失敗してます。
『呪怨』シリーズの伽椰子並みのインパクトがあれば、理由なんて別にあってもなくても構わないと思うんですけどね。
その点、インパクトにも欠けるし、理由付けもイマイチ曖昧。
極めつけは、映像特典の秋元康のコメント。あれ観るとほんとみごとなくらいマイナス印象しかないです。昔からこの人は全然変わらないですが、アホらしいくらい胡散臭いですよね。映画を観ても残る謎は原作を読んでくださいとか、続編は50作くらいとか、こいつが何か言うたびにあんたは儲けることしか考えてないのかと思ってしまいます。
ということで、大幅に評価も減点しちゃいました。柴咲コウの印象は割と良かったのに、残念。