マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『少年少女』(1)(2) 河童、ちゃんと探してきたぞ

少年少女 (1巻) 少年少女 (2巻) (Amazon)
かなり前に友人の河童から勧められていたマンガなんですが、ようやく読みました。

なんせ題名くらいしか覚えてなかったので、全然見つからなくて。結局いつも行く本屋で偶然目にした棚から見つけ出しました。福島聡っていう名前も覚えてなかったもので……。

全4巻で、最新刊が4月25日発売予定だとか。

この2冊しかなかったのでこれで完結かと思ってましたが、今Amazonで調べてわかりました。

基本的に短編集なんですが、なんというか独特の世界観がありますな。舞台の多くは昭和四十年代後半。大阪万博やらの頃ですな。

最初は距離を置いて読んでたんですが、そのうち「なるほど、これを河童が勧めたのもわかるような気がする」と思えるようになりました。

納得のいかない部分も結構あったりするんですが、印象に残る話も結構あります。パンダZとか。

一般受けするかどうかはよくわかりませんが、そこそこ読ませてくれる作品集になってます。

でもやっぱり個人的にはこういう系統の短編集の金字塔は藤子F不二雄のSF短編集だと思ってます。あれをまた読み返したくなってしまいました。

藤子不二雄少年SF短編集 (第1巻) (Amazon)