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『キャプテン』を初めて読んだのは、確か小学生の頃。
小学校近くのマンションに住んでいた友達の家に行って、全巻読ませてもらったのを覚えています。その友達、いろんなマンガを揃えていたので、学校が終ると何人も連れ立って遊びに行ったものでした。週刊少年ジャンプを定期的に読むようになったのもこの頃です。懐かしいなぁ、もう。
そんな思い出のつまった『キャプテン』なんですが、再読するまでストーリーはすっかり忘れてました。
努力家の谷口、実力はないけど憎めない丸井、実力も人間性も随一のイガラシ、そして力はあるけど抜けまくってる近藤。この四人のキャラクターはさすがに覚えていたんですが、どういう経緯で墨谷二中が鍛えられて……、というのはすっかり忘れてしまっていたわけです。
読み直してみると、意外と初代の谷口キャプテン時代って短かったんですね。名門青葉との再試合(これが全国大会決勝戦として扱われているのは未だに納得いかないけど)の後、あっけないくらいあっさりと丸井キャプテンに世代交代してしまいます。
谷口が卒業してからの話はまた別の『プレイボール』というマンガに続いていくんですが、このマンガでは飽くまで墨谷二中のキャプテンたちが主人公なんですね。谷口が卒業した後も、丸井、イガラシ、近藤と続いていく形になっています。
しかし、今読み返してみてもこの努力・根性のお手本のようなストーリーはホロリとしてしまいます。指が折れても投げる谷口キャプテンの姿には、電車の中で読んでいたのに思わず涙ぐんでしまいました(汗)。
この後遺症が元で、次に続く『プレイボール』も波瀾の幕開けになるわけなんですが、それはまた別の機会に書くことにします。